最盛期516店舗が現在340店舗、これがさらに減る…。大量閉店も免れなさそうな「ライトオン」の”子会社化”が意味すること
これにより、既存の顧客を維持するだけでなく、新たな層の顧客獲得にもつながる。 ライトオンが再建に向けて魅力的な商品開発を行うには、消費者との接点を増やし、彼らのニーズに迅速かつ的確に応える仕組みが不可欠だ。ファッション市場は常に変動しており、トレンドの移り変わりも速い。ワールドグループの支援を受けることで、商品開発のスピードアップやコスト削減のシナジー効果が期待でき、これが業績回復への道筋となるだろう。
ライトオンの社名は、英語で「まったく正しい」「本当に信頼できる」「進歩的な」という意味があるという。その意味で、ワールドとの連携が「まったく正し」かったね、といわれるよう祈念したい。 そうそう、私が若い頃はライトオンに「最新流行の」イメージもあった。スラングでは、Right-onにその意味もあるらしい。
坂口 孝則 :未来調達研究所