何かを諦めた人、挫折した人の背中をちょっと押せたら 鈴木伸之「バントマン」に主演
「バントマン」フジテレビ系 土曜午後11時40分 185センチの高身長で体格がいいため、プロ野球・中日ドラゴンズのユニホームがよく似合う。本物の選手のよう。だが、自身は「ユニホーム姿での撮影は落ち着かないですね。ポーズにバリエーションがないから、バットやグラブ、ボールに頼ってしまいます」と苦笑い。 【場面シーン】藤堂(平原テツ)は、練習に集中する大翔の汗を拭く 主人公の柳澤大翔(鈴木)は、ドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受けて入団し、ホームランバッターとして名をはせる。自身も小さい頃の憧れはプロ野球選手。中学校2年生までクラブチームに所属し、4番バッターとして活躍した元野球少年だ。出演依頼が来たときは「ワクワクしたけれど、プレッシャーもありました」と胸中を明かす。今は映像のコンテンツがあふれ、トップ選手のスイングをスローモーションで簡単に見られる時代だからだ。 「僕がバットを振ったときに、すごいと思わせる説得力を出せるか。そこが心配でした。だから、まめができるまで練習を重ねたのですが、僕のプレーは目の肥えた視聴者の皆さんにどう映ったかな」 多くの人の期待を背負う大翔だったが、相次ぐけがやスランプで戦力外通告を受けてしまう。再起を模索する中、大翔は大企業の社長である櫻田誠一郎(坂東弥十郎)から「困っている社員にバントのように手を差し伸べて次のステップへ送り出してほしい」と頼まれ、その企業に入社。これまでの生き方とは正反対の地味な「バントマンの道」を大翔は歩むことができるのか。 「大翔は全てのことを野球哲学に当てはめる。その野球愛が周囲にどのような影響を及ぼすかも肝」と捉え、「何かを諦めた人、挫折した人の背中をちょっとでも押せる作品になったら」と願う。 自身の芸能界入りのきっかけは、大翔とやや似ている。17歳の時、現所属事務所が主催したボーカルオーディションに参加した。だが、2次審査で不合格。「将来の輪郭みたいなものに出合ったのに、それが消えた瞬間でした。落胆しましたね」と振り返る。しかしその後、事務所から連絡があり、俳優の道へ。「戸惑いもあったけれど希望を頂いた。もっと活躍して事務所の期待に応えたい。まだまだですから」と自身を鼓舞する。 演じる上で大切にしていることは「噓を本当にすること」だという。
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