THEATRE E9 KYOTOのものを記録したカタログを上演、福井裕孝の「シアターマテリアル」開幕
「シアターマテリアル(上演)」が、昨日11月22日に京都・THEATRE E9 KYOTOで開幕した。 【画像】「シアターマテリアル(上演)」より。(Photo by Viola Niklas)(他2件) 演出家の福井裕孝が、THEATRE E9 KYOTOのアソシエイトアーティストとして取り組んできたプロジェクト「シアターマテリアル」は、THEATRE E9 KYOTOの建物・敷地の中にある“もの”を1つひとつすべて撮影・記録するもの。2022年度に劇場の“もの”の撮影・記録作業を行い、2023年度には計1027品目の“もの”の写真とデータを収録したアーカイブカタログが発行された。アソシエイトアーティストとして最終年度となる今年度は、“もの”の記録が保存されたカタログを“戯曲”として読み直し、パフォーマンスアーティスト・好光義也との共同制作により、劇場での上演が試みられる。 上演に際し福井は「2022年からTHEATRE E9 KYOTOのアソシエイトアーティストとして三年間取り組んできたプロジェクトの集大成となる初の劇場公演です。劇場の中にあるすべての“もの”の記録を収めたカタログを戯曲として捉えて上演するという、おそらく未だかつてない試みです。三年間お世話になった劇場とそこにある“もの”への労いや感謝の意味も込めて上演します。ぜひ見届けにいらしてください!』とコメントしている。 上演時間は約1時間10分。公演は明日11月24日まで行われる。 ■ 「シアターマテリアル(上演)」 2024年11月22日(金)~24日(日) 京都府 THEATRE E9 KYOTO 演出:福井裕孝、好光義也 出演:好光義也