那須川龍心が数島大陸に1RKO勝ちでついに王座獲得「僕がこれからもっとキックボクシング界を盛り上げる」【RISE183】
那須川天心の弟の那須川龍心(TEAM TEPPEN)が11月23日に東京・後楽園ホールで行われた「RISE183」のメインイベントでプロ初のタイトル戦に臨み、1RでKO勝ち収め、プロ14戦目にしてついに王座を獲得した。 那須川はこの日のメインイベントでRISEフライ級(-51.5kg)王者・数島大陸(及川道場)に挑戦した。 数島は昨年10月に行われた「第2代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定戦」で松本天志を破り、王座を獲得。今年はクンスック・ペッティンディーアカデミー、スドロー・ソージョートンプラシンとタイ人ファイター相手に2連勝。今回が初防衛戦だった。
那須川は昨年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」準決勝で塚本望夢に敗れ、フライ級トップ戦線から一歩後退。しかし以降7連勝。その中にはそのトーナメントで優勝した松本天志と塚本にリベンジを果たす勝利も含まれ、今回のタイトル挑戦にこぎつけた。 大歓声の中、両者が入場。数島がコールの際、天心が見せていたトリケラトプス拳の構えを見せ那須川を挑発した。 1R、サウスポーの数島とオーソドックスの構えの那須川。那須川が右ハイ。数島がガード。那須川が踏み込んでワンツーもバッティングが発生し、一時中断。数島が左インロー、ワンツー。数島が前に出たところで那須川がカウンターで左フック。数島のパンチに那須川がカウンターで右ストレート。数島もカウンターで右フック。ともにロー。那須川の右ハイに数島がカウンターで左を合わせる。残り1分を切って数島が前に出て打ち合いになったところで那須川がカウンターで左フック。数島がパンチを出したところに右ストレートからの左フック。これで数島がダウン。立ち上がるも足元がふらつき、レフェリーが試合を止めた。
那須川は試合後のマイクで「まずは戦ってくれた数島選手、ありがとうございました。数島選手がいたから僕もここまで仕上げてくることができました。ここまで“倒せない”と言われていて、マジで見返してやろうと思って、本当にたくさん練習してきました。それが試合の結果に出て本当にうれしいです。でも僕は全然満足していないので。本当にこれからなので。僕はキックボクシングという競技が一番面白いと思っているので、僕がキックボクシングを、RISEを盛り上げていける存在になれるようにこれからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします。そしてここまで育ててくれた父親、母親、ありがとうございます。そしてこれからももっともっといい結果で親孝行ができればいいなと思っています。僕がこれからもっとキックボクシング界を盛り上げます。あと12月、幕張で大きな大会やるってことなんですが、1Rで倒したんで12月、参戦お願いします。RISE最高!」とアピールした。