秋山翔吾が広島入り決断 3球団からのラブコールに熟考重ね新天地で新たな挑戦へ
米大リーグ、パドレス傘下のマイナー3Aエルパソを退団した秋山翔吾外野手(34)が広島入りを決断したことが26日、分かった。熟考に熟考を重ねた上で、セ・リーグで新たな挑戦に挑むことを決意した。近日中に正式に発表される予定だ。 【写真】西武1年目のオフを迎えた秋山翔吾の肩を抱く当時の渡辺久信監督 秋山は西武から海外FA権を行使し、2020年にメジャーのレッズ入り。メジャーでは2シーズン通算142試合で打率2割2分4厘、本塁打なし、21打点と本来の実力を発揮できず、今季開幕前に戦力外となった。 5月にエルパソと契約。16試合で打率3割4分3厘、3本塁打、21打点の好成績をマークしたがメジャーへの昇格はならず。退団時には「(メジャーに)上がれなかったことについてきちんと説明を受け、納得している」などと話し、日本球界への復帰を決めていた。 20日に帰国して、3球団の争奪戦に発展。22日には、かねて獲得する方針を示していた古巣の西武が正式にオファー。23日にはソフトバンクが交渉。24日には広島が鈴木球団本部長らが出席した上で、東京都内で獲得への交渉に臨んでいた。 広島はかねて松田オーナーが「今年の戦力だけで考えてない。将来への投資。レギュラーでもベンチにいても、2軍にいてもありがたい」と話していた。選手としてだけでなく、野球に取り組む姿勢や人間性も高く評価している。西武時代の2015年にはシーズン最多安打記録の216安打をマークし、日本通算1405安打のヒットマンが新たな道に踏み出す。