カナダの7-9月GDPは下振れ、中銀は利下げ継続へ-成長鈍く
(ブルームバーグ): カナダの成長率は第3四半期(7-9月)に予想を下回り、10月も弱い水準にとどまった。カナダ銀行(中央銀行)は利下げを継続する見通しだ。
カナダ統計局が29日発表した10月の国内総生産(GDP)速報値は0.1%増にとどまった。9月も0.1%増。7-9月の成長率は年率換算で1%だった。
カナダ中銀は7-9月の成長率見通しを1.5%とする一方、エコノミストは1.1%を予想していた。全体として、成長率は4-6月の2.2%、1-3月の2%から減速している。
データの発表後、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では、中銀が再び50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利下げに踏み切る確率を3分の1程度織り込んだ。データ発表前は25%だった。
カナダ中銀は12月11日に次回の金融政策会合を開く。物価上昇圧力の緩和に伴い、10月には成長促進に向けて50bpの利下げに踏み切っていた。
原題:Weak Third-Quarter Growth to Keep Bank of Canada Cutting (2)(抜粋)
--取材協力:Jay Zhao-Murray、Carter Johnson.
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Randy Thanthong-Knight, Erik Hertzberg