元売れっ子放送作家・鈴木おさむさん(52)の家族観、子育てのポリシーとは|STORY
尊敬する姉と甥っ子の存在
僕には4つ年上の姉がいるんですが、姉の下の息子が22歳で重度の障害を持ってるんです。7か月で生まれてきたので、脳の一部が出来上がってない部分があり、言葉も喋れません。笑福が2歳のころ、僕は他の子の成長と比べて遅かったり早かったりするのを気にしていたんです。そんな時に姉から、甥っ子が15歳で初めて1人でうんちができて、それがとても嬉しくて泣いちゃった、と連絡がきたんです。 そのとき、人のスピードってそれぞれで、年齢とか学年でこれができなきゃいけないと思う必要はないなと思ったんです。子どもに合ったスピードを親がきちんと見つけて、その環境を作ってあげることが大事だと言うことを、姉から教えてもらいました。親が望む子供のスピードは親の勝手なので、子供をよく観察して、親の希望で子供に習い事をやらせることはしたくないんです。笑福自身が、きちんと自分の好きなことを見つけて欲しいなと思っています。
鈴木おさむさんが企画・脚本・プロデュースした話題沸騰のドラマ「極悪女王」はNetflixにて独占配信中 撮影/沼尾翔平 取材/沢亜希子