「一か八か、ギャンブルだった」2勝目・河端朋之は強豪相手に再び単騎! 虎視眈々と狙う“3度目の捲り”/競輪祭
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭・第2回競輪祭女子王座戦(G1)」は23日、5日目を迎える。12Rの準決勝に出走する河端朋之(39歳・岡山=95期)に話を聞いた。 二次予選B最後の8Rは、単騎の河端朋之が最終バック最後方から大捲りを敢行。外々を回される流れになりながらもゴール前で前団を一気にのみこんだ。 「内に詰まるよりはと思って後ろで様子を見ました。隊列が短くなりそうなところで一発を狙っていた。単騎だったので一か八か、ギャンブルでしたね。外に持ち出した園田(匠)さんに合わされそうになったけど、踏み合っていた前が減速して届いてくれた」 1走目に続く捲りでの2勝目ゲットで準決勝進出だ。 「頭や精神的な疲労があるくらいで、体の方は大丈夫。ここからもう一戦がさらにゴール線が遠くなると思う」 準決勝12Rも単騎戦になった。寺崎浩平-古性優作-村上博幸の近畿勢に、中野慎詞-菅田壱道の北日本勢。そして郡司浩平-深谷知広-岩本俊介の並びになった南関東勢は、年末の大一番を意識した布陣になったのは言うまでもないだろう。序盤からハイペースな流れにならないはずがない。単騎でじっと脚を溜める河端がなんとも不気味だ。思い返せば、初めて決勝進出を決めた昨年の寛仁親王牌準決勝も単騎戦だった。最後の直線で、今節3度目の捲りが飛んできてもおかしくはない。(netkeirin特派員)