浦和で好調維持するキレ味抜群ドリブラー 神戸守備陣を切り裂いた男に求められる結果
大久保智明のさらなる活躍に期待だ
J1第18節で浦和レッズはヴィッセル神戸と対戦。終盤にダヴィド・モーベルグがもぎ取った1点を守り切り、1-0で浦和が勝利して再開後2連勝を飾った。今試合に先発した大久保智明がキレのあるドリブルでチームの大きな武器となる。 前節の名古屋グランパス戦で調子の良さを十分に発揮した大久保は、今試合も右サイドハーフでスタメン入り。序盤からボールを持つと積極的に前を向いて仕掛けていき、得意のカットインからのシュートや右サイドバックの宮本優太や後半から出場した酒井宏樹とのコンビで打開していく。 また後半途中からは左サイドハーフへとポジションを移すと、相手の守備2人の間を割ってドリブルで侵入するなど持ち味を大いに生かして浦和の攻撃の軸となっている。彼の積極性は現状の自信の表れにもなっているだろう。 そんな大久保の課題は勝負を決める1点を奪うことだ。今季はJ1で10試合に出場し1アシストを記録するものの、ここまでノーゴール。昨季も1得点のみであり結果でチームに応えることができれば、さらに自身の価値は高まっていく。自慢の左足のキックで浦和を勝利に導く1点を決める姿に期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部