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ドラマ「M」で話題の浜崎あゆみ CDの売り上げ枚数でみる「栄華」と「凋落」

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デイリー新潮

 春ドラマはコロナ禍の影響で、予定通りスタートした作品は半数くらいであった。そんな中でも、テレビ朝日系の「M 愛すべき人がいて」が話題だ。 【写真】浜崎あゆみ、ヘソ出し・引き締まった美腹筋  同ドラマは、歌手の浜崎あゆみ(41)が、育ての親で音楽プロデューサーのエイベックス・松浦勝人会長(55)と交際していた過去を告白して話題となった、昨年発売の自伝的小説が原作である。

 ドラマでは、浜崎がモデルとなっている歌姫・アユ役をエイベックスが売り出し中の歌手・安斉かれん(20)、松浦会長がモデルのプロデューサー・マサ役を俳優・三浦翔平(31)が演じている。  土曜午後11時台の放送にもかかわらず、初回の平均世帯視聴率は5・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、同25日放送の第2話は5・4%とまずまずの数字を残した。 「浜崎と松浦の、二人三脚のサクセスストーリーが中心ですが、マサの秘書役を演じている片目に眼帯をしている、フリーアナ・田中みな実演じる美人秘書のキャラ、アユに対するライバルの露骨なイジメ、アユやマサのくさすぎるセリフが昭和の大映ドラマを彷彿とさせます。これが若い視聴者にウケているようです」(民放キー局のドラマ班スタッフ)  浜崎はもともと、地元・福岡でタレント活動をしていた。その後、歌手を夢見て上京。女優として活動するも鳴かず飛ばず。そんな折、松浦氏に見いだされ、96年に前所属事務所「サンミュージック」との契約が切れた後、一大プロジェクトを組み、売り出されることになった。 「当時、音楽プロデューサーとして全盛期をむかえていた小室哲哉氏に、松浦氏は強烈なライバル心を抱いていたと言われています。そこで、ドラマでも描かれたように、浜崎を必死に売り出しました。しかし、最初はうまく行かなかった」(当時を知る芸能記者)  デビュー曲は98年4月発売の「poker face」で、売り上げはわずか4・3万枚(以下のデータはオリコン調べの推定売り上げ枚数)だった。  もっとも、その後、同じ年に5枚のハイペースでシングルを発売。莫大なプロモーション費用をかけたこともあってたちまち人気が上昇する。  99年の元旦に発売されたファーストアルバム「A Song for ××」(145・1万枚)は初のミリオンを突破。同年発売のシングル「Boys&Girls」(103・7万枚)、「A」(163万枚)、今回のドラマのタイトルにもなっている「M」(131・9万枚)はいずれもミリオンを記録し、2枚目のアルバム「LOVEppears」(256・2万枚)に至っては、初のダブルミリオンとなった。  00年に入っても快進撃は続いた。シングル「vogue」(76・7万枚)、「SEASONS」(136・7万枚)は大ヒットし、アルバム「Duty」(290・8万枚)は2作連続のダブルミリオンを記録した。  そして、01年からは3年連続で「日本レコード大賞」を獲得した。同年初ベストアルバム「A BEST」(429・4万枚)は驚異の売り上げで、その後もアルバム「I am…」(02年、230・8万枚)、「RAINBOW」(02年、185・6万枚)…と売れに売れたのであった。 「レコ大V3を達成したあたりが絶頂期でしょうね。当時は、移動の際、30人ぐらいの取り巻きを引き連れていた。プロモーション担当、マネジャー、スタイリスト、ヘアメイクに加え、水係、タオル係、愛犬の世話係等々…。全盛期はエイベックスの収益の6、7割を稼ぎ出していたと言われていました。04年夏、社内の“クーデター”が起きると、浜崎が松浦氏を支持。彼女の社内における影響力は絶大で、社長を追い出し、専務だった松浦氏が社長のイスに座ることになりました」(音楽業界関係者)  ドラマならば、ここでハッピーエンドということかもしれない。しかし、現実はそう甘くはない。  04年発売のアルバム「MY STORY」(113・1万枚)まではミリオンを記録したものの、その後は、新作を発売するごとに売り上げが右肩下がりになる。  ベストアルバムだけは、70万枚から90万枚と堅調な売り上げを記録していた。  10年発売のシングル「MOON/blossom」(9・6万枚)、13年発売のアルバム「LOVE again」(8・8万枚)がともに10万枚を切り、以後、シングル、アルバムともに10万枚超えはナシである。14年発売のシングル「Terminal」の売り上げに至っては、たったの3000枚である。前年まで99年から連続出場を続けていた紅白を自ら辞退してしまった。 「浜崎が全盛を過ぎると、エイベックスは倖田來未、AAA、東方神起のプロモーションに力を注ぎ、徐々に浜崎への“投資”を減らしていった。浜崎と付き合いのあったに古参のスタッフも減り、もはや彼女の相手ができるのは松浦氏くらいと言われています。かつての黄金コンビはドラマが話題になって、“再浮上”することを期待しているのもしれません」(同前)  浜崎は先日、新型コロナなど感染症や免疫疾患を研究する「国立国際医療研究センター」に1000万円を寄付した。全盛期であれば、寄付金の額もケタが違ったのではなかろうか。 週刊新潮WEB取材班 2020年6月2日 掲載

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