ジル・サンダーだけじゃない!ファッションの歴史を変えた、偉大な女性デザイナーたち
ユニクロ(UNIQLO)がファッションデザイナーのジル・サンダーと組んだ+J(プラスジェイ)が11月13日に発売され、日本国内はもとより海外でも大きな話題に。 【写真】あらゆる分野で世界を変えた、75名のすばらしい女性たち ジル・サンダーといえば、1980~90年代にかけてミニマリズムの旗手として活躍したデザイナーとして知られているが、ファッション界に大きな影響を与えた女性デザイナーは彼女以外にも。 そこで、ファッションの歴史を変えたデザインを生み出し、今日もその影響を残す力強い女性たちの功績をここに振り返ってみよう。
マリー・クワント
マリー・クワントといえば、ミニスカート。1960年代のロンドンで、クワントは自らを取り囲むストリートにそのインスピレーションを見つけた。「キングスロードにいる女の子たちがミニスカートを発明したのよ。私は、簡単で、若々しくシンプルな服を作っていた。動きやすくて、走ったり飛んだり出来る服」と彼女はあるとき語っていた。楽しいプリントタイツと組み合わせた、明るい色のショート丈のシフトドレスは確実に1つの時代を作った。
ヴィヴィアン・ウエストウッド
デイム・ヴィヴィアン・ウエストウッドはパンクとハイファッションを融合させた第一人者だ。活動家、ビジネスウーマン、デザイナーの肩書を持つウェストウッドは、ハイファッションをデザインしつつ、公民権運動から気候変動に至るまで全ての問題をその作品の中で伝えている。彼女は1970年代にパンクブティック“SEX“を開店して以来、長年にわたりデザイナーとして活躍している。今日、彼女は自身の名前を冠したブランドと、夫の名を冠したアンドレアス クロンターラー フォー ヴィヴィアン ウエストウッドを展開している。
川久保玲
“自分以外の女性が着る女性服“をデザインする女性である川久保玲は、常にファッションにおける伝統的な社会的構造に立ち向かい、着心地の良さのために芸術性を妥協することは一切無かった。1973年にコム デ ギャルソンを設立し、1981年にはパリコレクションにデビュー。彼女の大胆で幾何学的なフレーム、ニュートラルな色使いの破れた脱構築デザインは、過激なまでに独自のモダンなスタイルを確立した。
Translation: Naoko Sugiyama