[プリンスリーグ中国]再び高川学園を救う一撃。交代出場MF西岡剛志が後半45+4分に決勝ゴール
[11.23 プリンスリーグ中国第18節 広島皆実高 0- 1 高川学園高 広島皆実高校G] 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 交代出場のアタッカーが再び大仕事をしてのけた。0-0の後半45+4分、高川学園高(山口)は中盤の浮き球の攻防で続けて競り勝つと、FW大森風牙(2年)がDF裏へスルーパス。これに反応したMF西岡剛志(3年=GRANZA下松FC出身)が「あのコースしかなかった。流し込むっていう意識で蹴り込みました」と右足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。 殊勲の西岡は「アディショナルタイムが4分って出た瞬間に、あとワンプレーぐらいは自分にチャンスが来るって思ってて走り続けたから、あのところにボールが来たと思います」と振り返る。 アディショナルタイム表示の4分が過ぎる直前での劇的な決勝点。チームをリーグ2位と、プレミアリーグプレーオフ進出へ導いたヒーローは、「練習でもああいうプレー、抜け出しっていう練習ばっかしてきたので、それが試合に出たと思います。今日の一戦が重要だと自分は思ってたので。ゴール決まった瞬間はとても嬉しかったです」と喜んだ。 自分の武器について、「どこからでもシュート打てて、難しい体勢でもゴールが奪えるとこだと思います」と自己分析。その西岡は、10月12日に行われた立正大淞南高(島根)との上位対決でも後半41分に同点の左足シュートを叩き込み、チームを救っている。この日は後半31分からの出場。右サイドで積極的にボールに係わり続け、再び貴重なゴールを決めた。 選手権全国大会の前に、プレミアリーグプレーオフ(12月、広島)を戦うことが決定。西岡は「去年の先輩たちは、自分たちをプリンス(リーグ中国へ)上げてくれて、(自分たち)後輩に託すっていうか、残してくれた。自分が点取って、(今度は自分たちが)プレミアに上げて、後輩に残せるようにしたいと思います」。後輩たちのために、再びゴールを決め、プレーオフを勝ち抜く。
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