加賀毛針でアユ釣れた 金沢・犀桜小児童が体験
金沢市犀桜小5年生53人は24日、同市法島町の犀川で石川県指定伝統的工芸品「加賀毛針」を使ったアユ釣りを体験した。 金沢漁協の八田伸一組合長(76)ら組合員15人が長さ6・3メートルのさおと毛針を用意し、指導に当たった。 2匹のアユを釣り上げた梅村光彦君(10)は「小さい魚だけど、引く力が強くて楽しかった」と笑顔を見せた。釣ったアユは各家庭に持ち帰る。 金沢漁協は2014年から、旧菊川町小校下で盛んに行われていたアユ釣りを通じて、郷土の川と文化に愛着を深めてもらおうと教室を実施している。八田組合長は「川で遊ぶ楽しさを知るきっかけになればうれしい」と話した。