勢いある“20歳コンビ”が最終日最終組でV争い 西郷「自分を信じて」、山下「やるべき事をしっかり」
<ブリヂストンレディスオープン 3日目◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇6713ヤード・パー72> 続々とスタートしてますよー!最終日も現地からライブフォト配信中 トータル10アンダーでトップに立つ今季4勝の西郷真央。それを1打差で追うのが今月メジャー初優勝を果たした山下美夢有。大きな結果を残す同学年、20歳の2人が、今週最終日最終組で優勝を争う。 首位の座を守った西郷は、「(2打目以降で)番手間の距離がずっと残って、気持ちよく振れなかった。パーを獲るので必死でした」というなかで3つ伸ばした。 2週連続予選落ち後、師匠のジャンボ尾崎の元を訪れ、指導を受けたがしっかりとそれが生きている。「自分の持ち味はショットで、そこで頑張りたいけど、ゴルフはそれだけではない。そこがダメでも、ほかのものでカバーできる技術力がないとダメだな」という思いを強くした。ここはジャンボもかつて制している袖ケ浦。「教えていただいた事を生かせるいい機会。自分を信じて頑張りたいです」という気持ちで臨む。 また3日目は尊敬する選手の一人でもある申ジエ(韓国)と、同組で回った。「しっかりとフェアウェイをとらえるのもすごいし、ロングアイアンやユーティリティでしっかりグリーンをとらえてチャンスにつける。スピンコントロールが素晴らしいなと思いました」とラウンド中はそのプレーに目を奪われた。そのジエはトータル8アンダーの4位。優勝争いを制し、大きな自信にしたい。 一方の山下は、トップで迎えた3日目に2つ伸ばすも、順位的には一歩後退。「ピン位置が難しく、チャンスになかなかつけられなかった」と伸ばしあぐねた印象はあるが、「そのなかで耐えてアンダーパーで回れたことはよかった」と納得の表情を浮かべる。 直近5試合は「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で1勝したが、そのほかの4度は予選落ちと荒波のゴルフが続く。これには「いい時と悪い時の差が激しいので安定したい。ただ上手く切り替える事ができているので、その点はいいかな」と少し複雑な心境にもなる。「優勝したい気持ちはあります」とキッパリ。「やるべき事をしっかりとやったら結果はついてくるかと思います」と、シーズン2勝目を目指していく。 西郷と山下は3日目も同組でプレー。ここに約4年ぶりの優勝を目指す2位の有村智恵を加えた3人で、最終日最終組を回る。若手の勢いとベテランの円熟味あるプレーが交錯する注目組になりそうだ。 <ゴルフ情報ALBA.Net>