闘病の小川知事 辞表を提出 肺腺がんで入院中 福岡県
テレビ西日本
肺腺がんのため入院中の福岡県の小川洋知事が22日午後、県議会に辞表を提出しました。 3期目の任期を約2年残しての辞職となります。 ▼服部副知事 「これから九州大学病院に向かいます」 22日午後3時前、小川知事の職務代理者を務めている服部誠太郎副知事は、知事が入院している九州大学病院へ向かいました。 ▼記者 「服部副知事を乗せた車が九大病院に到着しました。これから小川知事と面談するとみられます」 小川知事が療養する病室を訪れた服部副知事。 知事から辞表を預かった後、県議会に戻り吉松源昭議長に提出しました。 せきと息苦しさを訴えて1月20日に九州大学病院に入院し、「肺腺がん」と診断された小川知事。 関係者によりますと、病状が重いために復帰は困難と判断し、辞職を決断しました。 3期目の途中で辞職を決めた小川知事に、県民は…。 ◆県民 「3期ってすごいなと思います。お疲れさまでしたという気持ちを伝えたいです」 「仕方ないでしょうね、早く辞職を決断されたのはいいことだったのだと思います」 「国との連携というか、やっぱり上に立つ方は全体のことを考えてやってくれる方にお願いしたいですね」 小川知事と同じ修猷館高校の卒業生で、知事を長く支援してきた自民党の山崎拓元副総裁。 21日午後7時ごろ小川知事から電話で直接、辞意を伝えられたといいます。 ◆山崎元副総裁 「自分が辞めることと引き換えに予算を通してもらえれば、それで自分としては潔く辞職するということでした。淡々としていて、県政を担当してそれなりの実績を挙げたと思う」 新型コロナ対策など総額2兆円を超える新年度予算を自らの仕事の区切りとした、小川知事。 予算案は22日に開会した県議会に提案されました。 知事の正式な辞職は、予算成立のめどがつく3月下旬になる見通しです。
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