“悩める大砲” 末包昇大 意地の一打 守護神・栗林良吏も復活の38S Aクラス死守へ 週末の広島カープ(9月19日~22日)
9月に入って、苦しい戦いが続く広島カープは、Aクラスのラインを行ったり来たり…。20日(金)からの試合でも順位が目まぐるしく変わりました。 【写真を見る】“悩める大砲” 末包昇大 意地の一打 守護神・栗林良吏も復活の38S Aクラス死守へ 週末の広島カープ(9月19日~22日) ■9月20日(金)広島 vs. 巨人(マツダスタジアム) 前回の対戦でくやしい3連敗を喫した巨人との2連戦。初戦の先発は自身、2連敗中の 大瀬良大地 。3回、2アウトから 岡本和真 のホームランなどで4点の先制を許します。 反撃したい打線は4回、秋山翔吾・矢野雅哉 の連打でチャンスを作り、9月・復調の 小園海斗 。タイムリーヒットで1点を返します。 さらに満塁とし、ホームランが出れば逆転の場面でバッターは末包昇大 でしたが、空振り三振。巨人相手に4連敗。7月11日以来のBクラス、4位に転落しました。(広島 2-8 巨人) ■9月21日(土)広島 vs. 巨人(マツダスタジアム) 試合前、新井貴浩 監督から熱血指導を受けるのは、月間打率.167と絶不調の末包。同じ右の長距離砲だった新井監督の指導で強打復活に期待が高まります。 Aクラス再浮上を目指すカープは、この日も3点を追いかける苦しい展開になりますが、8回にドラマが待っていました。まずは先頭の23歳・林晃汰 が1軍昇格後、2試合連続となるヒットを放つと、2アウトから25歳の矢野もヒット。 若手が必死に作ったチャンスに36歳、日米通算1782安打の秋山。頼りになるベテランの2打席連続タイムリーで2点差に迫ります。 さらにランナー三塁・二塁、一打同点の場面で4番・小園。自身、9月に入って10本目のタイムリーヒット。しかも雨で滑るように跳ねた打球は、巨人・浅野翔吾 のエラーも誘い、二塁ランナーも生還。同点に追いつきます。 しかし、勝つためにはもう1点。2アウト・三塁・一塁で、“悩める大砲”・末包。ホームランでも、会心の当たりでもありませんでしたが、魂を込めたどん詰まりの一打でついに勝ち越しに成功。マツダスタジアムは大歓声に包まれます。