ブロードコム株21%高、時価総額1兆ドルに AI半導体需要に期待
Arsheeya Bajwa Siddarth S [13日 ロイター] - 13日の株式市場で米半導体大手ブロードコム株が21%急騰し、時価総額が1兆ドルに達した。生成AI(人工知能)インフラを拡充するクラウドプロバイダーからのAI向けカスタム半導体やネットワーク関連製品の需要が増加するとの期待が背景にある。 同社が12日公表した第1・四半期(11─1月)の売上高見通しは市場予想を上回った。 ハイテク大手は高価で供給が少ないエヌビディアのAI半導体への依存を減らそうとしており、高度なカスタム半導体を手がけるブロードコムに追い風となっている。 投資家は、同社株が競合他社よりも割安とみて買い進めている。LSEGがまとめたデータによると、ブロードコムの12カ月予想株価収益率(PER)は29.8。エヌビディアは31.03という。