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「М」で怪演 田中みな実“憧れ女子”でいられる理由 全部が順風満帆じゃないから

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デイリースポーツ

 7月4日に最終回を迎えたテレビ朝日系ドラマ「M 愛すべき人がいて」で怪演を見せたフリーアナウンサーの田中みな実(33)が、バズりまくっている。ドラマ放送後のツイッタートレンド入りは常連で、昨年末に出版した写真集は爆売れ。愛用コスメは美を追究する女子たちがこぞって買いあさる。局アナ時代に定着したぶりっ子イメージを脱却し社会現象を巻き起こす、今をときめく“アイコン”の素顔に迫る。 【写真】小指かんで、見つめる眼帯姿の田中みな実  主人公を食う圧倒的存在感で、全視聴者が“みな実ワールド”へ誘われた。田中は「M」で、お茶菓子ともみかんの皮とも見える眼帯を右目に装着し、主人公を恋敵に嫉妬で怒り狂う女性秘書・姫野礼香を演じた。  第1話からギャグとも取れる奇々怪々なセリフでインパクトを残し、放送後にはツイッターのトレンド入り。深夜帯に放送された同作を一躍全国区に知らしめた“功労者”であるが、当の本人は「誰がやってもこの役は話題になる役でした。脚本が全てだと思っています」と謙虚に語る。  脚本を手がけた鈴木おさむ氏は、水野美紀の怪演も記憶に新しい同局系ドラマ「奪い愛、冬」の脚本も担当した話題作の名手。鈴木氏からの熱いラブコールで出演を決めた田中は、鈴木氏の遊び心満載の演出にどう立ち向かっていったのか。  「役作りは全くしていないです。眼帯に救われてました。家で台本を覚えるくらい。ドラマのように大声を出すとご近所迷惑になってしまうので本番で相手に向かってしていました。プライベートで『許さなーーーーーーい』とは言わないですよ(笑)」  田中の斜め上を行く怪演が話題を呼び、瞬く間にネットがざわついた。予想以上の反響に鈴木氏は、自粛期間に田中のセリフを書き足した。同作のスピンオフ「L 礼香の真実」でドラマ初主演を飾るなど活躍めざましい田中だが、手応えについては首を横に振る。  「未熟だなと感じさせられることが多いです。お芝居は手探りですが、視聴者さんに飽きられちゃうのが一番悲しいことです。そうならないように常に新しい物を提供できるような状態であり続けたいと思っています」  ノッているのは女優業だけにとどまらない。昨年12月に発売された初の写真集は、60万部超えの大ヒット。毛穴レスのツヤ肌やスレンダーボディーに憧れる女子が続出し、田中の愛用コスメをまねて買う“みな実買い”まで発生した。  「あざとい」、「ぶりっ子」などのキャラクターで局アナ時代は敵も少なくなかったが、今ではその活躍で社会現象を巻き起こす“憧れ女子”へと変貌。イメージ急上昇の理由を、本人は次のように分析する。  「それは私が年齢を重ねて、独身で自分のためにすごく努力をしているっていう姿勢を買われているからではないかと。ある種、同性に『どこか寂しい人だな』と、全部が順風満帆じゃないからこそ、受け入れていただいているのかと思っています」  どんなイメージが付きまとっても、スタンスは変わらない。  「私がここでIT社長とかと結婚したら、急に株価は暴落するでしょう。もしそうなったとしても、私は自分の人生を優先しようと思っているので『仕事に影響するからどうしよう』という頭は1ミリもないです」  賛否の声を受け止めすぎないことが、心を健やかに保つ秘けつになっている。  コロナ自粛で一日中ゴロゴロを決め込む人が多い中、田中は普段以上に規則正しい生活を送っていたという。「だらだらしている母を見たことがなくて、だらけ方を知らない。休日に何もしないことが考えられなくて、周りから見るとストイックに見えるのかも。今後一緒になる男性にとって、もしかしたらそれがプレッシャーになってしまうのかもしれません」と苦笑いした。  33歳ともなればプライベートの充実も図りたい頃やもしれない。本人に直球で尋ねると「私もいい年なので、プライベートは恋愛に限らず生き方そのものだと思う。そこの充実が人間としての厚みに変わっていくと思うので、いつか仕事を手放した時に個として存在できるような人間でありたいです」と、力強い答えが返ってきた。  MC、モデル、女優-。フリーとして舞い込む仕事は多岐にわたる。ストップすることなく前に突き進む努力のカリスマは「受けた仕事は120%で」という曲がらぬ信念で、今日も求められている“職場”に向かう。

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