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「万全な新型コロナ対策難しい」大道芸W杯が中止 芸人「予想していた。しょうがない」 静岡市

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静岡朝日テレビ

 アジア最大級の祭典も中止に追い込まれました。  静岡市の秋の風物詩「大道芸ワールドカップ」が、新型コロナウイルスの影響で、初めて中止されます。 杉山元実行委員長:「毎年大道芸W杯イン静岡を楽しみにしていた皆様のことを思うと、実行委員会一同、苦渋の判断でした」  実行委員会から発表された「大道芸ワールドカップ」の中止。1992年に始まって以来、初めてです。  中心市街地を劇場に変える静岡市の秋を彩るイベント。 28回目となる去年は、17カ国から86組のアーティストが参加しました。静岡市などによりますと、去年の来場者は4日間で172万人。過去の静岡経済研究所の試算では、経済波及効果は22億円です。    今年は10月31日から4日間、開催する予定で、1月からは出演アーティストの募集を開始。すでに389組(国内213組、海外176組)から応募があったといいます。  しかし、会場で新型コロナ対策を万全にすることは難しく、海外アーティストが来日できないことなどを中止の理由にあげました。 杉山元実行委員長:「29回目が来年になるということは、当然ながら翌2022年が30回記念大会になる。せめて30回記念大会の時は、清々とした気持ちで迎えたい」  実行委員会は中止する代わりに、アーティストが三保松原や登呂遺跡でその技を披露し、リアルタイムで配信することを検討しています。

大道芸人 3月から収入ゼロ… 逆境の時こそ力の見せ所

 静岡市の大道芸人、彦一団子さんのもとにも実行委員会から中止の連絡が来ました。2004年から10回近く参加し、今年も応募していました。 彦一団子さん:「年に一度のお祭り騒ぎというか、楽しみではある。もちろん(中止の)可能性は予想していたので、しようがない感じ。こういう状況ですもんね」  静岡市内で和菓子店を営む職人の顔も持つ彦一さん。パフォーマンスでも団子や茶筒といった和の道具を使った曲芸やジャグリングで、観客を沸かせていました。しかし、新型コロナにより、全国各地のイベントが中止に。大道芸人としての収入は3月からゼロになったといいます。しかし、逆境の時こそが大道芸人の力の見せ所と捉え、前を向いています。 彦一団子さん:「ハプニングが起こった時に、それに対応してプラスに転じていくのが大道芸人だと思うので、お客さんがみんなフェースシールドをして、大道芸を見てるとか、おもしろいじゃないですか。それはそれで、今の時代の大道芸の表現だし、配信とか動画に対してお金を払う文化が生まれてきているので、そういうのも併用しながら、新しいフェスティバルをつくっていけるのではないかと思う」