内臓の腫瘍が破裂して「死を覚悟した」という中江有里、搬送の様子と“更年期のリアル”を語る
ホットフラッシュや腕の関節のきしみ
昨年末、中江さんは50代を迎えた。 「去年の病気をきっかけに、これからはいろいろな不調のリスクが高まっていくんだろうなと思うようになりました。私自身、更年期の年代になってからホットフラッシュや、腕の関節のきしみや痛みを感じるようになりました」 年齢的なゆらぎ対策を教えてもらった。 「エクオールや漢方薬を飲むようになってから、ホットフラッシュはだいぶ落ち着いたように思います。それから、関節が痛いときほど無理なく動かすことを心がけています。週に1度、ピラティスに通っていますし、普段から腕を回したり、全身のストレッチをするようにしています」 年齢とともに肌感覚の変化も実感しているそうだ。 「若いころは洋服もデザイン重視で、素材にあまりこだわらずに好きなものを着ていました。でも、今では自然素材のものが『ラクだなぁ』と感じるようになりましたね。仕事のときには用意していただいた衣装でファッションを楽しんでいますが、プライベートでは、下着でも洋服でも綿素材のものを選ぶことが多くなりました」 また、食生活にも変化が生じているという。 「ご飯とか麺類とか、炭水化物が大好きなんです。でも、いつのころからか炭水化物をとると眠くなってしまうようになりまして……」 中江さんは野菜と肉や魚といったタンパク質を意識してとるようにしていると話す。 「若いころほど食べられなくなったので、まずは野菜やタンパク質をしっかりとることを心がけています。それだけでけっこうおなかが満たされるので、炭水化物の量は自然と少なくなりました」 食材の中でも、中江さんの生活に欠かせないのはブロッコリーだそうだ。 「冷蔵庫には常にゆでたブロッコリーが入っています。栄養価が高いのはもちろんですが、味が好きで(笑)。おやつ代わりにもなりますし、サラダや料理にも使えますから、ほぼ毎日、ブロッコリーを食べています」