GM、ロボタクシー事業から撤退へ-バーラCEOの戦略にも影響
(ブルームバーグ): 米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下で自動運転車を手掛けるクルーズはロボタクシー事業から撤退する。同社の10日発表によると、クルーズとGMの技術チームは統合され、GMが将来販売するモデルに搭載する自律走行技術の開発に集中する。
GMはロボタクシー開発への資金提供を停止するとし、その理由として「ビジネスをスケールさせるのにはかなりの時間とリソースが必要となること」や、ロボタクシー市場での競争激化を挙げた。
この動きはGMにとって大きな意味を持ちそうだ。
メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は、クルーズを売上高500億ドルに成長させることなどを通じ、2030年までに売上高倍増を目指すとしていた。ロボタクシー事業から撤退すれば、その目標は遠のくとみられる。
原題:GM to Wind Down Robotaxi Operations Once Championed by CEO Barra(抜粋)
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David Welch