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「YESが一緒より、NOが受け入れられる関係が一番大事」 小島慶子さん、せやろがいおじさんらが性的同意について議論

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弁護士ドットコム

「性的同意」という言葉を知っているだろうか。性的な行為の前に互いの意思を確認して同意を得るというもので、性暴力をなくすことにもつながる。 ただ、実際にどう誘えばいいのか、自分の気持ちを相手にどう伝えたら良いのかは、なかなか難しい問題だ。 国際非暴力デーの10月2日、性被害についての情報を発信するメディア「mimosas」がオンライントークイベント「セックスの時のYES・NOどうやって伝えてる?」を開いた。 参加したのは、タレントでエッセイストの小島慶子さん、お笑い芸人のせやろがいおじさん、 臨床心理士・公認心理師の齋藤梓さん、性暴力救援センター東京(SARC東京)の支援弁護士である川本瑞紀弁護士、mimosas代表の疋田万理さん。5人は約1時間にわたって、「性的同意」について話しあった。 ●「女性から性的同意取るのは何もおかしいことではない」 「性的同意に関して、何をもってYESなのかNOなのか考えたことありますか」。疋田さんからそう投げかけられた小島さんは、「40代になるまで聞いたことがなかった」と振り返った。 「性については自分が決めていい、相手と恋愛関係だったり夫であったりしてもセックスしたくない時はしたくないと言っていい、という認識になったのは、ここ数年です。私も男性向けに書かれた雑誌も読んでいたし、『嫌よ嫌よも好きのうち』が男性の興奮ポイントだと思っていました」 疋田さんも「男性もAVを見て学ぶ。女の子が恥ずかしがっても押し倒すのがリードしていることになる、というミスリーディングなメッセージが伝わっていたのではないか」と話す。 小島さんから「女性の方から性的同意を言われたら、興ざめだなとか雰囲気壊れるなとか思いますか」と尋ねられたせやろがいおじさんは、「女性から性的同意取るのは何もおかしいことではない」ときっぱり。 「僕は全然思わないけど、女性が社会的に期待されている役割の一つに、性的な話をするのははしたないというものが含まれている気がするんですよね。女性も同意を取るようになることについて『いいんじゃないの』と向かっていった方がいいかなと思います」 ●YES、NOをどう伝えればいい? では、実際にはどのように実践すればいいのだろうか。疋田さんが「答えがない問題。相手を傷つけないようにYES、NOをどう伝えればいいのか」と尋ねると、せやろがいおじさんは「相手を見ることが大事だと思う」と話した。 「男は嫌と言われたら興奮するとか、女は嫌と言っていても実は喜んでいるとか、主語の括りがめちゃめちゃでかい。まずは『自分のパートナーはどう考えてんねやろ』とその人を見るべき。 そういうコミュニケーションが取れないような浅い関係の人とは、性的行為をすべきではないのかなと思う。コミュニケーションをとって、性的同意がどういう風に取れるのかわかった上で、行為に及ぶことが大事ではないかと思う」 齋藤さんは性暴力被害者への調査から、「小さなことで相手にNOと伝えてもYESと伝えても、どちらも不機嫌にならないし、お互いに選んで話し合える。そうした関係の末に、性に関することもする・しないと話せる。元々話し合える関係がないと、言いづらいのではないか」と指摘。 これに対し、せやろがいおじさんも「めっちゃ大事やな…。この人にはこれを言っても安全安心という先に、性的同意があると考えると、まずは心理的安全性を作ることが大事だなと思う」と関係性を作ることの重要性を語った。 小島さんは「性的接触する時には同意が必要、ということを話題にできる間柄であるかどうかは大事」という。 「『ごめん、そういう気分じゃないから』と断った時に、『なんで?』という人だったら、そんな人絶対にやめておいて。それ以上深入りしないで良かった、気が付いて良かったね、ということです」 川本弁護士も「カップルって、YESが一緒より、NOが受け入れられる関係が一番大事」と言葉を重ねた。 ●「自分の感覚を大切に」 疋田さんは高校時代、彼氏からの誘いを断って不機嫌になられたり、先輩からカラオケで触られ断ると「ノリ悪くない?」と言われたりした経験を告白。 「今30歳を超えて、ようやくあの時の私は間違ってないし別れていて良かったと思うけど、当時は自信がなかった。若い世代に『大丈夫だよ、無視無視』と伝えていかないとダメだな」と振り返る。 川本弁護士は若い世代に向けて、「自分の違うなという感覚を大事にしてほしい。自分を大切にすることは、自分の感覚を大切にすることです」と呼びかけた。 齋藤さんも「あなたの体はあなたのもので、あなたの心もあなたのもの。人間関係は相手の気持ちや考えを大事にしあうことだと思う。性的同意は難しい感じがするけど、人と人として自分も相手も大事にすることだと思ってもらえたらいい」と話した。 小島さんは「知らない間に加害者になっちゃったり、ひどいことをされている人をそのままにすることになる。皆さんの周りの人にも、性的同意は大事だよというのを伝えてほしい」と地道に話し続けることが大事だと語った。

弁護士ドットコムニュース編集部

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