【山形】酒田市荒瀬川流域5年計画で復旧工事を行う方針
YTS山形テレビ
今年7月の記録的大雨で、氾濫した酒田市の荒瀬川について県は昨夜、復旧計画方針の住民説明会を開き、川の幅を広げるなど5年計画で工事を行う方針を示しました。 今年7月の記録的大雨では、酒田市を流れる荒瀬川流域で、24時間雨量がおよそ400ミリを記録。 家屋の浸水や農業被害など、大きな被害をもたらしました。 酒田市の八幡タウンセンターで開かれた昨夜(12月12日)の説明会には、地域住民およそ50人が集まりました。 県の担当者は荒瀬川の復旧方針について、およそ13キロに渡り大雨の時の水位を下げるため川の底を掘って水が流れる面積を広くする工事や、川の中の土砂を撤去する工事を5年計画で行う方針を示しました。 またこの区間にある橋に関しては17箇所のうち3箇所をかけ替え、もう3箇所を撤去する考えも示され、参加した住民からは特に異論は出なかったということです。 【参加者】「理解はある程度できた。二度と起こさないくらいのものをしていただけるのであれば」 一部の参加者からは「堰堤や遊水地の設置を検討したらどうか」などの意見が出たということです。 【県庄内総合支庁 鷹濱潤河川砂防課長】「今回皆様からいただいた意見を参考に計画に生かしたい」 本格的な工事は測量や地質調査のあと、堤防などの設計が行われるため、来年度内に着工予定だということです。