Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

「豚熱」拡大防止へ イノシシ捕獲重点エリア設定、県内25市町村

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
福島民友新聞

 県は14日までに、会津若松市で確認された野生イノシシの豚熱(CSF)感染を受け、捕獲強化に向けた「捕獲重点エリア」を設定した。  対象は会津、南会津の全域と県北、県中、県南の計25市町村。県は今後、具体的な目標捕獲頭数を示す方針で、市町村や猟友会と連携して捕獲を進め、感染拡大防止を図る。  対象エリアは会津、南会津の全17市町村のほか、天栄村全域と大玉村、本宮市、郡山市、須賀川市、鏡石町、白河市、西郷村の東北道よりも西側の地域。  設定に当たり野生イノシシの発見場所を起点に半径40キロ圏内とする国の目安を考慮。本県よりも先に群馬県で野生イノシシの感染が確認されていることから南会津地域は40キロ圏外も含めた。半径40キロ圏内でも周辺に農場がない市街地などは対象から外した。  対象エリア内の野生イノシシの生息数は不明だが、県内全域では推計で5万4千~6万2千頭(2018年度)に上るという。  県は16日、郡山市の県農業総合センターで対象エリアの市町村を対象にした説明会を開く。各自治体は今後、猟友会の出動回数を増やすなどの対応を講じる。  捕獲に当たっては防護服を着用するなど狩猟者の衛生対策を徹底する。豚熱は人に感染しないものの、土などを介して感染が拡大しないように配慮する。  農林水産省によると、県内で感染が確認された野生イノシシは現在1頭だが、複数生息する可能性もあるという。このため県は野生イノシシ捕獲後の豚熱の抗体検査も強化し、感染した野生イノシシの生息状況や感染経路の把握に努める。  県によると、豚熱は感染した豚やイノシシとの接触に加え、感染した豚やイノシシの排せつ物などに触れたネズミなどの小動物を介して感染する場合がある。  養豚場で豚の感染が判明すれば、場内の全ての豚が殺処分となるため、県は、県内の全83農場に野生イノシシや小動物の侵入を防ぐ対策などを周知。

福島民友新聞

【関連記事】