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公演キャンセル相次ぎ、「劇団たんぽぽ」が存続危機 クラウドファンディングで支援仰ぐ 浜松市

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静岡朝日テレビ

 全国の子どもたちに夢と笑顔を送り続けている浜松市の劇団たんぽぽ。新型コロナウイルス感染拡大防止による公演のキャンセルが相次ぎ、今存続の危機に陥っています。

2月後半から100件以上がキャンセルに

 JAとぴあ浜松のジャガイモ選果場。ここで働いているのが望月香澄さんと榊原暁哉さん。共に劇団たんぽぽの劇団員です。毎日、浜松市東区にある劇団本部の合宿所からアルバイトに通っています。  劇団たんぽぽは1946年、浜松市出身の女優、小百合葉子さんが設立し、今年で創立74年。「子供たちに夢を届けたい」という理念は代々受け継がれ、公演回数は4万4千回を超えました。多くの浜松市民にとって、小学生の時に見た劇団たんぽぽの演劇は、懐かしい思い出です。  その劇団が、新型コロナウイルスの感染拡大により、創立以来最大の危機を迎えています。  2月後半からキャンセルとなった公演は100件以上。なくなった売り上げは2000万円に上りました。 上保節子代表:「本当に日一日と入っているスケジュールが消えていく。2月、3月はね。そしたら4月が消え。5月はと思って準備してたら5月が消えて。本当に虫食いのようにダーと消えていきましたね」

給料満額支払えず… 劇団員はアルバイトで生活費稼ぐ

 収入が無くなり、5月以降、33人いる劇団員に給料を満額支払うこともできなくなりました。そこで劇団員は、生活費を得るためつてを頼ってアルバイトをすることになったのです。  それでも、若い劇団員は、前向きに取り組んでいます。 榊原暁哉さん:「こういう仕事も経験なので、演技に通じるところもあると思う」

望月香澄さん:「今まで経験できないことを今この場でできて、新しい人との交流とか、出会えた縁というのが、私は良かったなと思います」

クラウドファンディングで運営費工面

 一方、上保代表は、何とか劇団の運営費を工面しようと、初めてクラウドファンディング実施し、支援を仰ぐことを決めました。 上保節子代表:「私たちが困っているのと同じように、全国の皆さんも困っているのだからと思って、躊躇(ちゅうちょ)したんですけど、もうそれは言ってられない。おすがりするしかない」  まずは8月までに300万円。これは9月以降の公演準備資金に。さらに次の目標として500万円。この金額まで集まれば、新作の製作にめどがたつといいます。