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オートキャンプの人気は「ウィズコロナ時代」だからこそ復活するか

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ダイヤモンド・オンライン

● 日本オートキャンプ協会が 「オートキャンプ白書2020」を発表  日本オートキャンプ協会は、国内のオートキャンプの状況を分析した「オートキャンプ白書2020」の発表記者会見を行った。  同協会は毎年、このオートキャンプ白書をまとめ発表している。今回の白書では、新型コロナウイルスの感染拡大がオートキャンプ業界にどう影響したか、今後の対応などを含めて「特別レポート」として報告された。  日本のオートキャンプは、マイカーブームの到来とともに1960年代後半に芽生えた。日本オートキャンプ協会は1969年に創立された。  筆者は、この日本オートキャンプ協会設立直後から同協会を取材し、自らもオートキャンプを実践しており、日本におけるオートキャンプの変遷も経験してきた。  今回の「オートキャンプ白書2020」では、最近のオートキャンプがグランピングやソロキャンプなど楽しみ方が多様化する一方で、キャンピングカー仕様の軽自動車の需要が増加するなど、日本特有のオートキャンプ文化が形成されつつあることを指摘している。

 だが、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、移動自粛の要請などが出たことで、全国の多くのオートキャンプ場が閉鎖を余儀なくされた。  感染が広がり始めた当初は、「アウトドアだから感染リスクが低い」とされてきたオートキャンプだが、緊急事態宣言によりる移動の自粛や自治体からの営業自粛要請などにより、オートキャンプのメインシーズンであるゴールデンウイークを含め、多くのオートキャンプ場が痛手を被る結果となった。  政府が5月25日に緊急事態宣言を全面的に解除したのに続き、6月19日には県境をまたぐ人の移動も全国で制限解除されたことで、日本オートキャンプ協会は「オートキャンプを楽しむための新型コロナウイルス対応ガイドライン」を策定し、オートキャンパーとオートキャンプ場が講じるべき対策を呼びかけている。  日本オートキャンプ協会は「オートキャンプは、屋外の広い空間でゆっくりと時間を過ごすもの。コロナ禍での『7割経済』はそうそう復活しない。見方を変えるとウィズコロナは“ゆとりの時代”が求められる。その中でオートキャンプにも新しい光が当てられて、再び脚光を浴び、発展することを期待している」(明瀬一裕会長)と、ウィズコロナ時代におけるオートキャンプの意義を述べた。 ● 2019年までは 7年連続でプラス  「オートキャンプ白書2020」によると、2019年のオートキャンプについては、シーズンである夏から秋にかけて大型の台風が上陸するなど天候に恵まれなかったものの、ここ数年伸びている秋から冬にかけてのオートキャンプ需要が一層伸びて、2019年の年間参加人口は860万人と前年比1.2%増となり、7年連続でプラスとなった。  また、「オートキャンプ歴1年」のビギナー層が前年比で5.8ポイント伸び、オートキャンプの平均回数も3.7回から4.4回に増えた。さらに、「ソロキャンパーが増えた」とするオートキャンプ場は51.7%で同15.5ポイント伸びるなど一人キャンプを楽しむ層もさらに広がっている。  オートキャンプに使用するクルマで伸びているのは軽自動車で、ミニバン33.4%、ステーションワゴン15.5%、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)13.9%に次いで7.2%となっている。2018年まで4位だったセダンは6位となり、ここでもセダンの衰退がトレンドとなっている。  コロナ禍で「マイカー回帰」の流れがあり、国内乗用車需要もSUVが主流になってきている。

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