チームを勝たせる男たち…現役NBA選手の勝率ランキング トップ3
■3位:クレイ・トンプソン(ダラス・マーベリックス)
勝率:66.6パーセント(528勝265敗) グリーンの勝率に僅差で迫るのが、元スプラッシュ・ブラザーズの片割れである。“元”と表記することに名残惜しさがあるが、トンプソンがデビューから13シーズンを過ごしたウォリアーズの歴史に名を刻んだ選手であることは疑いようがない。 ケガによる長期離脱を除けば、抜群の安定感を誇るトンプソン。キャリア通算平均スタッツは19.6得点、フィールドゴール成功率48.9パーセント、3ポイント成功率41.3パーセントとなっており、アウトサイドの確率が4割を下回ったシーズンはわずか2シーズンしかなく、その2つの事例でさえ38.0パーセント以上をキープしている。また、昨シーズンは心機一転のキッカケとなった不本意な1年となったが、それでもフリースロー成功率でリーグトップの92.7パーセントを記録してみせた。 盟友グリーンと同じく、勝率8割超えのシーズンは3度。キャリアハイは2015ー16シーズンとなり、その年は88.8パーセントの試合に勝利した。新天地となるマーベリックスではルカ・ドンチッチとカイリー・アービングが引するロスターを経験の側面から保管し、オープンスペースからキャッチアンドシュートを放つ姿が容易に想像できる。フロアにおけるスペーシングはマブスが最も欲していた要素のひとつで、リーグの最恐トリオとして猛威を振るうことが期待される。 文=Meiji
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