小池都知事が定例会見10月1日(全文1)岸田新総裁の聞く力をお借りしたい
東京都の小池百合子知事は1日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「都はリバウンド防止措置期間に入った」東京都・小池知事が定例会見(2021年10月1日)」に対応しております。 【動画】「都はリバウンド防止措置期間に入った」東京都・小池知事が定例会見(2021年10月1日) ◇ ◇
台風16号が接近、三宅島で土砂災害警戒情報も
TOKYO MX:では定例会見を始めます。冒頭、知事からお願いします。 小池:今日は3点、私のほうからお伝えをいたします。まず台風でございますけれども、先ほども窓から見ておりますと、かなり雨が激しく降っております。非常に強い勢力で台風16号、東京地方、伊豆諸島に接近をしております。現在、三宅島で、一部地域で停電が発生しているという報告を受けています。また、三宅島では土砂災害警戒情報も発表されておりまして、引き続きしっかり警戒していただきたい。 といいますのも、8年前の台風で、第26号なんですが、そのときは大島で大規模な土砂災害が発生しておりまして、甚大な被害に見舞われております。都民の皆さんには引き続き気象情報、そして区市町村が発表する避難情報、十分留意をしていただいて、命を守ることを最優先に適切な行動を心掛けていただきたいと存じます。それから雨がいったんやみましても、それまでに降った大雨の影響で地盤が緩むということがあります。それが土砂災害につながるということで、危険が継続する可能性がありますので、どうぞ非難されている方も危険な状況でないということを十分確認の上、ご自宅にお帰りいただきたいと思います。
今後も島嶼地域の無電柱化を推進
それから今回、伊豆諸島に急接近した台風でありますけれども、過去の状況を見ますと、まだ記憶の新しいところですけれども、令和元年、台風15号で、島嶼地域で電柱が倒れたり電線が断線をしたりというような被害がありました。それによって停電をするということであります。これを受けまして、大島のほうでいち早く無電柱化事業に着手をいたしまして、かねてより私は、無電柱というのは防災でもあるということをずっと申し上げてきておりまして、それを特に最近台風が通過することの多い島嶼部で無電柱化の事業を着手いたしたわけであります。 簡易な構造で、急ピッチで整備を進めまして、大島の波浮港地区では今年の8月に、こちらのほうですね、ビフォー、こっちがアフターということで、今年8月に電柱の撤去が完了いたしております。ちなみに今回完了した箇所のコストですけれども、従来の約半分に抑えられております。また、差木地地区というところがあるんですけれども、こちらですね。こちらのほうでも無電柱化を進めておりまして、11月に電柱を撤去する予定といたしております。これらの例を参考にしながら、今後、島嶼地域の無電柱化を推進していくことによって、台風が通るたびに停電の恐れがないように進めていく。また、これを進めることによって、いろんな新しい技術やコストの低減などを、経験を重ねることができると。 またこれは、今、島の件をご紹介いたしましたが、区部や多摩地域でも区市町村道を含めての無電柱化、加速しております。豊島区の有名な巣鴨の地蔵通りですけれど、平成28年から無電柱化事業を進めてきまして、今年の6月には最初の区間の高岩寺さんへ行くちょっと手前ですけれども、電柱の撤去が完了いたしまして、とても、ビフォー、アフター、すっきりした景観が形成されています。これによって、ここも商店街です、商店街の防災性も向上したということであります。ですから景観のみならず、こうやって巣鴨などはお年を召した方がころころと、なんて言うんでしょう、シニアの方々の、車などを引っ張って、また、つえを突かれたりして歩いておられますけれども、そういう意味でも通行が安全になると。都民の生命、財産を守るという意味でも、引き続き無電柱化の取り組み、いっそう推進をしていきます。また、都道ですけれども、センター・コア・エリアは99%、もう無電柱化が進んだということでありますが、今後ともこういう形でいろんな方法を重ね、技術を革新しながら進めていくということであります。