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物理エンジンの無駄づかい!?『Moving Out』大暴れ引っ越しパーティーに熱狂

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エムオンプレス

ハチャメチャにぶっ飛んだ引っ越しゲームが登場! その名も『Moving Out(ムービングアウト)』。プレイヤーは引っ越し会社・スムーズ・ムーブス社の従業員となって、さまざまな現場で荷物をトラックに運ぶことになる。何かが詰まったダンボールや割れ物が入った赤い箱、そして重たい家電やソファ、ベッド……ときには亀やニワトリも!? 搬出方法は問わないという前代未聞の引っ越しで、ときには強引に、ときには頭脳を駆使して時間内に運び出すのだ。 今回の記事では本作における引っ越し作業のコツ、ゲーム中のそこかしこに散りばめられた笑いの種、シングルプレイもローカルマルチプレイも楽しめる絶妙な匙加減を紹介。新しい次元の引っ越しがいま始まる……! 【詳細】『Moving Out』プレイ画面 文 / 大部美智子 ◆引っ越しはタイムトライアル! 窓から投げろー! 引っ越しをした経験、私は4回ほどある。大変すぎてあまり覚えていないけれど、引っ越しは家中の物を期日までにすべて箱詰めし運ばなくてはいけないタイムトライアルと言える。漫画や趣味のアイテムからダンボールに詰め、食器を養生し、ナマモノの消費に励み、最後は分類できなかったものたちをスーツケースにすべて突っ込み無理矢理完了させる。引っ越し当日はヘロヘロになりながら業者のお兄さんお姉さんを迎えるハードなイベントだ。 業者さんは少数精鋭で重たいダンボールや家具、冷蔵庫をひょいひょいと運んでいく。テキパキとトラックに詰め込み、そして引っ越し先でまた颯爽と設置していってくれるのだ。この頼もしさよ……。今回のゲームはそんな業者さんとなり、運んで運んでひたすら運ぶ! このゲームにおいては現実世界の業者さんのような繊細な動きは皆無! もう一度言おう、皆無だ! 我々に与えられた時間は長くても10分程度。その間にすべての指定荷物を運び出すことだけが唯一にして最大の使命なのだ。 「依頼人は免責同意書にサインをしているから物を壊しても安心だ」とは社長の弁。メンタルがタフネス! 実際、窓ガラスやドア、柵、テレビなど何を壊してもゲームのスコアには影響しない。ただし、赤いダンボールに入っている割れ物に関しては割れてしまったら元の場所にリスポーンする。ほかの荷物に関しても池に水没したり紛失したりという場合は最初の位置に出現する。 操作はシンプル。ZLボタンで物を掴む、掴んだ状態でYを押すと投げる方角を決められる、Yボタンを離すと投げる。また、ZLボタンを押したままにしていると落ちてきたものや投げられたものをキャッチすることができる。 引っ越しという“家”とは切っても切り離せない仕事柄、“事故物件”なるものにも遭遇することがある……そう、オバケが出るのだ! ひぇー! オバケに憑りつかれるとプレイヤーキャラクターはスタートポイントまで移動させられてしまう。タイムロスは痛いので、そんなときはYボタンでオバケにビンタだ。 引っ越し業者さんって大変なんだなぁ、と思いつつ今日もつぎの現場へと足を運ぶ。この街で引っ越しする人は少なくないのだ! 荷物をちぎっては投げちぎっては投げをくり返すことのなんと愉快なことか。まるでダンボールとともに日々の疲れも放り投げているかのよう……。しかもそれをマルチプレイで家族と「重いものからトラックに積んじゃおう!」とか「そっち持って!」とか「オバケは任せて! 荷物を頼む!」と声をかけ合いながら進めるのも非常に楽しかった。さて、つぎの章ではチラッと述べたマルチプレイとシングルプレイについて語っていくよ。 ◆引っ越しは体力勝負だ! あらゆる手段で運べ運べー! シングルプレイとマルチプレイの違い、それは人数の違いだけじゃないのだ。まず、引っ越しと言えば人手が欲しいイメージ。大きな家具や重たいものを運ぶとき、大量のダンボールを運ぶときも人手はあればあるほどいい。本作でもマルチプレイでは最大4人まで同時にプレイできて、冷蔵庫やソファ、ベッドなどの重くてかさばるものはふたり以上で持つとすばやく運べる。荷物にはそれぞれ重さがあって、重いものは人手があれば運搬速度が上がるのだ。物理エンジンが働いて、小さな荷物はぶつかっただけで動かせるし、ボールをトラックに投げ入れようものなら跳ね返って転がっていってしまう。ぎゅうぎゅうになったトラックに体当たりで押し込んだりするのも楽しいけれど、先に積んだソファやベッドの上にポンポンとダンボールを積んでいくほうが効率よく詰める。 人型がふたつの荷物をひとりで運ぶこともできなくはないけれど、ずりずりと引きずって運ぶと時間がかかってしまう。ただしソロプレイのときは、ひとりでもふたりのときと同じように軽々と運べる。ありがたい。さすがにひとりで窓からソファやベッドを投げることはできないけれど(笑)。割れ物も工夫すればひとりで投げて運ぶことができるのだ。 クリアが難しいときや「この条件がもう少しマイルドだったら」というときは、アシストモードを使うとゲーム難度を調整することができる。 ここまで本作を紹介してきたけれど、個性的なキャラクターが気になった方も多いのでは? ポップでキュートなキャラクターたちは、仕事をこなしていくことで段々と増えていく。会社の業績が上がって人件費も潤沢になってきたんだろうと思われる。 私のお気に入りは目玉焼きのような頭部を持ったサニーちゃん。ゆる~い顔が好き。また、業務開始まえや終わったあとに交わされる、個性的なキャラクターたちによる掛け合いも楽しい。 冒頭でも少し紹介したけれど、メンタルがタフネスな社長も個性が突き抜けている。小さな悩みなんて吹き飛ばしてくれそうな社長のふるまいは社員としてうれしい。「おや、ホワイト企業なのでは……」と思わせてくれるのだけれど、一方で社員たちは休みがあまりなかったり、安全マニュアルを渡されていなかったりと、総合的に見てホワイトなのかブラックなのか判断に悩む。でもこの妙なバランスがクセになっちゃうのよね……。 このキャラクターたちがドタバタと作業して、わちゃわちゃたわむれているところを見ているだけでも楽しい。引っ越しにつぐ引っ越しと、彼らによるゆるい掛け合いの連続で「単発の引っ越し作業の連続で、ストーリーはないんだろうな」と思いがちだけど、気がつくと何者かが街中の荷物を狙う “ある事件”に巻き込まれていた……。奥深さも備えた恐ろしいゲームである。 ◆引っ越しは頭脳戦だ! 柔軟な発想で乗り越えろー! 私のプレイ進度は現在27ステージ目。ここまでプレイしてもまったく飽きが来ないのは、やはり一件一件の現場が個性的で、ただ運ぶだけでは終わらずに謎解き要素や頭を使うギミックがあるからだと思う。 一度ステージをクリアするとボーナス目標が公開される。それは“ガラスを割るな”だったり、庭にいる“亀を運べ”だったり、“ソファを日干しする”だったりとさまざま。ソファを日干しって! 引っ越し業者のお仕事内容は多岐に渡る……。 ボーナス目標を達成して手に入れたトークンを貯めると、街にあるアーケードでミニゲームができるようになる。引っ越し技術を磨くかのようなミニゲームで、もしや研修の一環かも……? トークンが多ければ多いほどミニゲームの種類が解放されていく。 あまりにも大胆な引っ越しぶりに夜逃げの手伝いかな、と思わなくもない本作。個性的なキャラクター、物理エンジンのエッジが効いたタイムトライアル、実際には重いはずがないのに重たいベッドを引きずっているときは「ふぎぎぎぎ」と声が漏れてしまうほどの描写のリアルさなどが合わさって、最高に楽しいパーティゲームだった! 家族でギャーギャー言いながらベッドを窓から放り投げるのは愉快・痛快・爽快の三拍子。なんといってもマルチプレイが楽しいけれど、ローカルマルチプレイだけでなくインターネットマルチプレイでフレンドとプレイできたらなー! 絶対に楽しいのに。次回作ではインターネットマルチプレイが導入されることを期待せずにいられない。どうか、なにとぞ! Moving Out (c) 2020 SMG Studio & DEVM GAMES, published under licence by Team17 Digital Limited. Team17 is a registered trademark of Team17 Digital Limited. All other trademarks, copyrights and logos are property of their respective owners. 物理エンジンの無駄づかい!?『Moving Out』大暴れ引っ越しパーティーに熱狂は、WHAT's IN? tokyoへ。

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