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ダムの必要性、訴え相次ぐ 豪雨検証委で球磨川流域首長 地元合意条件の声も

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熊本日日新聞

 6日熊本県庁で開かれた球磨川豪雨検証委員会では、川辺川ダムが建設されていれば人吉市の浸水範囲が6割減少するなどとする推定が国から示された。検証委の席上や終了後、流域の12市町村長からはダムの必要性を訴える発言が相次いだ。  竹崎一成・芦北町長は「ダムは必要」とする考えを初めて示す一方、ダムによらない治水の重要性も示した。25人が犠牲となった球磨村の松谷浩一村長も「必要」とした上で、「流域市町村長の合意を経て、ダムによらない治水策も同時に進めるべき」とした。  川辺川ダム建設促進協議会長の森本完一・錦町長は「被害の軽減効果が示されたことでダムの必要性が立証された」と強調した。  「必要」に条件を付けたのは中村博生・八代市長。「八代市には住民運動が荒瀬ダム撤去につながった歴史があり、地元の合意形成は欠かせない」と話した。ダムの最大受益地となる人吉市の松岡隼人市長は「安全性を高めるため、やれることは全てやることが重要」とし、ダムの是非は明言しなかった。

 ダムの予定地を抱える相良村の吉松啓一村長は「村民は日本一の清流、川辺川を誇りに思っている。将来に残すことができる対策を取ってほしい」と複雑な表情。木下丈二・五木村長は「必要かそうでないかは、流域の皆さんの判断に任せたい」と述べた。(熊本豪雨取材班)

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