SUPER EIGHT・横山裕 12月7日からドームツアー ファンの皆さんに「寄り添う」気持ち伝えたい
皆さん、こんにちは。8月に始まったアリーナツアーが終了しました。応援してくれた皆さんはもちろん、スタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。メンバーやスタッフがケガなく終えられたという安堵(あんど)感はありますが、12月に控えているドームツアーも頭にあり、まだまだゴールテープを切った感覚ではありません。 今回のツアーを通じて、いろいろな場所を巡ることのだいご味をあらためて感じました。場所によってお客さんの反応もさまざまで、3カ月の中で暑い日も寒い日もありました。すばらしい景色を見せてもらいましたが、僕らも年次を重ねた最近は、ふと「この光景っていつまで見られんねやろ」と思うことが増えた気がします。どんな会場であっても舞台から見える景色の素晴らしさは変わりません。ただ、年を重ねて感謝の形は自然と変わってきたのかな。一つのステージのありがたさが身に染みます。 自分たちのツアーとは違うありがたみでいうと、東京スカパラダイスオーケストラさんの35周年記念公演「スカパラ甲子園」は夢のようなステージでした。そうそうたるアーティストの皆さんがいる中で、すごく良い雰囲気だったのも、スカパラさんが作った空気ですね。僕らを節目節目で助けてもらったり、コラボをしていただいたりするスカパラさんの背中は本当に大きいと感じました。 さて、12月7日からはドームツアーが開幕します。既にリハーサルも始まっていますし、気持ちはしっかりと切り替わっています。20周年のイベントを盛大にやらせてもらうために、いろいろな人たちにお世話になりました。そんな皆さんが「SUPER EIGHTの20周年は良かったな」と思えるようなツアーにしたいと思います。 今回はメンバーそれぞれがオリジナルグッズもプロデュースしていて、僕はリバーシブル仕様の帽子を手がけました。この1年、僕らはたくさんのフェスに出させてもらいましたが、お客さんがめっちゃ帽子かぶってるなと。そこで僕らのファン「エイター」っていうのが分かるような帽子があればなと思いまして。サウナハットとしても使えるし、洗濯もしやすい。外でも中でも使える「SUPER HAT」と名付けました。先日、メンバー同士で商品を見せ合いましたが、それぞれメンバーの個性があっていい。お互い「これ、いいな」って言い合っていました。 20周年の締めくくりとなるツアーを前に、ファンの皆さんに思うことは、感謝しかないということ。ありきたりな言葉ですが、皆さんがいなければ僕らはいない。だからこそ、皆さんの元気がない時に寄り添える曲でありたい、寄り添える存在でいたい。僕らのライブがあるから「明日からも頑張ろう」と思ってもらえる存在でありたい。そんな気持ちを、ステージから伝えられたらと思います。