尊敬するナダル（左）の活躍を間近で見続けてきたシフィオンテク（右）。彼の引退を人一倍悲しんでいることだろう。（C）Getty images

　男子国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ・ノックアウトステージ」（11月19日～24日／スペイン・マラガ／ハードコート）を最後に現役引退することを表明したラファエル・ナダル（スペイン／現世界ランク158位）について、テニス界からは惜別の声が多く上がっている。 【動画】「いい人でいてくれてありがとう」シフィオンテクが尊敬するナダルへメッセージ 　女子テニス世界ランク１位のイガ・シフィオンテク（ポーランド）もその一人だ。ナダルと同様に、クレーコートで無類の強さを発揮することから、「赤土の女王」とも呼ばれているシフィオンテク。 　かねてよりナダルのファンを公言していた彼女は、自身の公式インスタグラムにナダルへのメッセージ動画を投稿した。 　 　ナダルについて「あなたは、私のテニスにおける最大のインスピレーションです」と明かしたシフィオンテクは、「自分をプッシュし続ける理由になっていた」と、彼の存在が大きなモチベーションになっていたと語った。 「そして、コート外でも素晴らしい人でいてくれてありがとう。あなたのような謙虚さは、他の成功しているアスリートには見られないものです。あなたはいつも自分に正直で、自分に忠実な人でした。本当にいい人でいてくれてありがとう。これからの人生も楽しんでください」 　ナダルがキャリアの最後に戦う「デビスカップ・ファイナルズ・ノックアウトステージ」のファイナル８では、オランダとの対戦が決まっている。スペインチームの監督であるダビド・フェレール氏によると、ナダルはシングルスに起用される予定で、オランダのボティック・ファンデザンツフープ（67位）との対戦が予想されている。 構成●スマッシュ編集部