運転席の日よけ取り締まり72件 運用変更した1月 佐賀県警
運転席や助手席の窓ガラスを日よけカーテンで覆うなどした運転について、佐賀県警は1月、72件を取り締まった。違反になると知らなかったケースは3割を超え、今後は日差しが徐々に強まっていくことから「さまざまな場面で周知していきたい」としている。 県警は1月から、運転席などの窓ガラスにカーテンなどを付け、視界を妨げた状態で運転することに関し、大型車7千円、普通車6千円の反則金を科し、違反点数を1点加点する運用に切り替えた。これまでは指導にとどめていた。 交通指導課によると、取り締まった72件のうち、軽乗用車が42件で最も多く、乗用車19件、大型車11件と続いた。年代別では40代が24人と最多で、50代18人、30代12人だった。違反理由は「まぶしかった」「日よけするため」などだった。 違反との認識については「知っていた」が5人、「知らなかった」が23人、そのほかは不明だった。 県警にはこれまでに「どのくらい閉めたら違反か」「停車時もつけてはいけないのか」などの問い合わせが寄せられているという。今後、年代などを分析していくとし「取り締まりに即効性はないので、地道に周知を続けていく」と話している。(小部亮介)