【ボクシング】矢吹正道が来春にも現在のライトフライ級で初防衛戦意向「ベルト守るため」
ボクシングIBF世界ライトフライ級王者・矢吹正道(32=LUSH緑)の祝勝会が23日、名古屋市内で開催された。 減量の厳しさからライトフライ級卒業を明言していたが、現級にとどまり来春にも初防衛戦に臨む考えを示した。 「いろいろ可能性を探っていますが、フライ級のタイトルマッチは諸事情で時間がかかりそう。減量は厳しいですが、ベルトは大事ですし、これを守るための防衛戦も考えています」 矢吹は10月12日に愛知県国際展示場で行われたタイトルマッチで前王者シベナティ・ノンシンガ(25=南アフリカ)から3度のダウンを奪い、9回1分50秒TKO勝ちした。WBCのベルトを失った22年3月19日以来、938日ぶりの王座返り咲き。その後は階級アップを示唆していたが、マッチメークの厳しさから厳しい減量に臨む覚悟も固めてきた。 「自分の現役はそう長くない。やれることをやっていく」。来年3月か4月、名古屋か出身県の三重での初防衛戦を模索している。