兵庫県政ニュース、旅情を誘う企画でW受賞 関西写真記者協会、神戸新聞が銀賞 12月に報道展
関西写真記者協会(加盟69社)は29日、優れた報道写真やニュース映像に贈る2024年度の協会賞と各部門賞を発表した。神戸新聞はニュース組み部門と企画部門で銀賞に選ばれた。 昨年11月から今年10月までに報道された写真・映像が対象。ニュース組み部門銀賞の「疑惑の影 兵庫迷走」(風斗雅博、大田将之記者)は、告発文書問題に端を発した兵庫県政の混迷をカメラで追い、斎藤元彦知事の進退表明会見など象徴的な場面を組み写真にした。 企画部門銀賞の「路×旅(ミチタビ) トキメキの一瞬」(笠原次郎、斎藤雅志、風斗雅博記者)は、旅情を誘う兵庫の風景がテーマ。今年4月から続く朝刊連載「路×旅」から、特に色鮮やかなシーンを選んだ。スポーツ部門では、豪雨の甲子園球場で撮った「売り子の全力疾走」(デイリースポーツ・中田匡峻記者)が銀賞を受賞した。 最高賞に当たる協会賞は、石川・輪島朝市のがれきを稲妻が照らす「焼け跡 春雷遠く」(毎日新聞)、ドローンなどを駆使して夜の優美さを表現した「夏は夜~夏の映像集2024」(読売テレビ)が選ばれた。 受賞作を含む写真と映像で1年の出来事を振り返る「報道展」は、12月4~10日にイオンモールKYOTO(京都市)、19~29日にさんちかホール(神戸市中央区)、来年1月10~16日に富士フイルムフォトサロン大阪(大阪市)で開かれる。入場無料。(三浦拓也)