全中Vから3年…父の母校で重圧乗り越え完全燃焼 専大熊本玉名の大将「楽しく仲良く頑張れた」【玉竜旗剣道女子】
◆玉竜旗高校剣道大会女子(25日、照葉積水ハウスアリーナ) 大将同士にもつれた磐田北(静岡)との1回戦。専大熊本玉名の坂本人美(3年)は緊張から先に小手で先取されながらも体が動いた。出ばな面を決め返すと、延長戦で小手と面の連続技で勝利(決まり技は小手)。「自分の得意な面を出すことができて良かった」とほほ笑んだ。 ■「意外と優勝しないチームは…」ゴリけんが玉竜旗あるある語る 熊本・菊池南中3年生だった2021年の全国中学校大会で団体優勝に貢献。仲間が八代白百合学園や菊池女子といった強豪校に進学する中、坂本は父が通った専大熊本玉名を選んだ。 1年時からレギュラーで「出られない先輩や同級生の分まで勝たないとという思いが重圧になった」。剣道から離れたくなる時期もあったが部員や学校の寮での友人に「自分を信じて」と励まされて乗り越えた。 シード校の東海大浦安(千葉)に挑んだ2回戦は相手中堅と引き分けてチームも敗れたが「楽しく仲良く頑張れた」。悔いなく大学でも剣道を続けるつもりだ。(末継智章) #OTTO玉竜旗情報
西日本新聞社