【解説】寒暖差「春バテ」に注意 気温差7℃以上で… “朝バナナ”で自律神経が整う?
日テレNEWS
春の「5K」…頭文字がKで始まる春特有の天気に注意が必要です。 ●気温差7℃で注意 ●“春バテ”チェック ●朝食で対策 以上のポイントを中心に詳しく解説します。
■花粉・黄砂…「春の5K」とは
この時期、注意が必要な「春の5K」というものがあります。春の天気の特徴、「花粉」「黄砂」「強風」「乾燥」「寒暖差」の頭文字です。 ●花粉 スギのシーズンが終わって、今はヒノキ花粉も終盤になってきましたが、まだまだ今週は油断できません。24日(月)までの花粉の飛散予測を見ていきます。
18日、19日は東京・千代田区では「やや多い」、埼玉・熊谷市では「多い」などとなっています。ただ、20日以降は少なくなっていきそうです。 群馬・前橋市では18日、「非常に多い」となっていますが、22日からは「少ない」となっています。愛知・名古屋市では24日まで「多い」日がほとんどで、つらい時期が続きそうです。
●黄砂 北海道から九州まで広い範囲で観測されています。黄砂のシーズンは5月ごろまでなので、まだまだ油断できません。 ●強風 春は低気圧が発達しやすく、風が強まりやすいです。今週末も、北日本を中心に風が強まる可能性があります。 ●乾燥 乾燥というと冬のイメージですが、実は春も乾燥します。もちろん冬も乾燥しますが、春は乾いた高気圧に覆われやすく、気温が上がることによって乾燥しやすくなるということです。
■最後の「K」…寒暖差 気温差“7℃以上”で「春バテ」要注意
そして、この時期に気をつけなければならないのが最後の「K」、寒暖差です。 春は、1年の中でも特に寒暖差が激しいです。東京の週間天気予想では19日、20日は最高気温26℃の夏日となる予想で、朝晩と日中の気温差が12℃になる見込みです。 19日は関東各地で気温差が激しくなる予想です。栃木・宇都宮市では17℃、埼玉・熊谷市では18℃も寒暖差が出る見込みとなっています。今週は、寒暖差に振り回されそうな1週間となりそうです この時期の寒暖差は、「春バテ」を引き起こす大きな要因となっています。 寒暖差による症状に詳しい、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司(くでけん・つかさ)院長によると、まず、気温差が大きいと体温を調節する自律神経が過剰に働き、疲れがたまってしまうといいます。その結果、春バテの症状としてけん怠感、頭痛、首肩こり、冷え症、メンタルの不調などがあらわれるということです。