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グローバルとの比較から考える、これからの教育に必要なもの、「ニューノーマル」を生きる日本人が身につけていくべき要素とは

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EdTechZine

 社会環境が大きく変化する時代に、求められる人材像とはどのようなものか。また、そうした人材を育成するための「教育」は、どうあるべきなのか。そのヒントとなるのは「創造性」だ。アドビは、2020年8月4~6日に教育関係者向けのオンラインイベント「Adobe Education Forum Online 2020」を開催した。同イベントでは「Productivity(生産性)からCreativity(創造性)へ」をテーマに、「ニューノーマル」と呼ばれるこれからの社会に求められる人材像と、「Creativityを育む教育」のあり方を探るさまざまなセッションが行われた。

 8回目となった「Adobe Education Forum」。今年は、いまだ収束が見えない新型コロナウイルスの影響を考慮し、すべてのプログラムがオンラインで実施された。事前登録者数は1200人を超えたといい、「新しい日常」(ニューノーマル)における教育、人材育成のあり方に対する、教育関係者の関心の高さが伺われた。

現在のグローバルトレンドにおける日本の位置付け

 開催初日の8月4日に「New Normal時代を生きる~Globalから見た日本の人的資源」と題した基調講演を行ったのは、OECD(経済協力開発機構)の東京センター所長を務める村上由美子氏だ。OECDは、地球規模での経済問題、社会問題について協議する国際的シンクタンクである。村上氏は、そこでの調査結果をもとに、これからグローバルで求められる人材像や高等教育のあり方を示唆した。

 村上氏は冒頭、現在、グローバルで起こっている大きな潮流、すなわち「メガトレンド」として、「テクノロジーによる職場の変化」「市場の世界的な統合」「人口の高齢化」の3つを挙げた。

 ICTの普及と発展、AIのような新たなテクノロジーの急速な進化は、社会経済の構造を旧来のものから大きく変えた。新たな構造の中で、世界経済の強力なエンジンとなっているのは、経済的価値を生みだす「知識」だ。同時に、世界各国の市場的な結びつきは急速に強さを増し、一つの国の中だけで完結する経済圏は事実上存在しなくなっている。

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