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高速ドリブラーの異名を持つ松村優太が プロの世界で描くストーリーとは?

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高校サッカードットコム

 前を向いてボールを受けたら、まず仕掛ける。ときには強引とも思えるようなシチュエーションであっても果敢に挑んでいく。少々粗削りながら、そんなギラギラした姿勢がいちばんの魅力だろう。 【フォトギャラリー】全国選手権決勝、静岡学園vs青森山田  Jクラブ最多の20冠を誇る鹿島アントラーズで、プロのキャリアをスタートさせた松村優太は生粋のドリブラーだ。しかもそこに“高速”がつく。そうした所見に違わぬプレーを、公式戦で、トレーニングマッチで、日々の練習のなかで、披露している。 「プロの選手としてやっていけるのは10年ちょっと。そう考えたら、1年目だからといって遠慮などしていられない。どんどん試合に絡んで結果を出していきたい」と、ふだんから繰り返しているが、同時に「自分にはまだまだ足りないところばかりなので、日々、吸収していかなければいけない」と、しっかり足元も見ている。 [page_break:公式戦の出場チャンスはいきなり巡ってきた]  公式戦の出場チャンスはいきなり巡ってきた。  今季のJリーグ開幕を1週間後に控えていた2月16日、ルヴァンカップ第1節の名古屋戦で、早々にプロデビュー。81分、プロ10年目を迎える大先輩の土居聖真に代わり、ピッチに飛び出した。 1点のリードを許す展開のなか、3枚目の交代カードとして登場。慣れ親しんだ右サイドハーフのポジションに入った。試合の残り時間を考えたら、アディショナルタイムを含め、10分あまりだ。エンジンはすでに温まっていた。ピッチに入ると、すぐにトップギアだ。 ボールを要求し、積極的にゴールに向かった。まずは同点に、できれば逆転を。そんな思いでプレーしていたであろうことは容易に想像がつく。  ところが、勝利への飽くなき情熱が裏目に出てしまった。  試合終了間際の90分。自慢のドリブルでペナルティエリアに進入すると、相手選手に挟まれる形でゴチャとなり、ボールが大きく前方にこぼれていく。必死に足を伸ばした松村は、その先にいた相手GKと激しく交錯し、一発レッドを受けてしまったのだ。  プロの第一歩は苦い記憶とともに胸に刻まれた。

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