【京成杯】まだまだ能力に奥がある良血グラティアス
中山の日曜メインは3歳馬同士の戦い、京成杯(17日、GIII、芝2000メートル)。クラシック初戦の皐月賞と同じ舞台で行われる重要な一戦だ。2010年の勝ち馬エイシンフラッシュが日本ダービー馬まで上り詰め、04年3着のキングカメハメハもNHKマイルC、日本ダービーを制した。 今年は1戦1勝馬が高く評価されている。グラティアス(美浦・加藤征弘厩舎、牡)は一昨年の2歳女王レシステンシアの半弟で、期待通りに昨年10月の東京新馬戦(芝2000メートル)を快勝。スローペースの逃げでラスト3ハロンもメンバー最速タイの34秒2でまとめて押し切った。最後の直線では直後でマークしていた2着馬に一度は並びかけられたが、そこでようやく本気になって着差を1馬身1/4まで広げた。まだまだ奥がありそうな素質馬だ。