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被害は700匹以上!多発する「家畜盗難」…犯行グループには日本人と外国人が混在している可能性 小川泰平氏が指摘

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 飼育されている子牛や豚が盗まれる事件が今年になって北関東を中心に多発している。これまでに牛、豚、鶏など700匹以上が盗まれ、被害額は2千万円以上とみられている。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は13日、当サイトの取材に対し、同一グループによる組織的犯行という見方を示し、外国人犯行説について「現場付近で外国人を目撃したとか外国語のような話し声を聞いたという話もありますが、外国人だけの犯行とも思えない、日本人も共犯者として加わっている可能性はある」と指摘した。 【写真】「鼻紋」が記録されている「子牛登記」 本来は違法な転売等はできないはずだが…  8月22日深夜、栃木県足利市で牛舎から盗んだ子牛を逆さまにして足を持って運び、近くに止めたワゴン車に乗せて運び去った男3人の姿が防犯カメラで撮影されていた。  小川氏はこの子牛盗難事件について「手口としては、スタンガンか何かで子牛にショックを与えて気絶させ、それをひっくり返して2人がかりで運び、ワゴン車で待つ1人と合流して車に乗せている。半ズボンとサンダルの軽装でマスクをしていました。このマスクだが、コロナ禍の前までは、犯行現場ではマスクをしても、現場を離れたら外すので、他の場所でその顔が防犯カメラに映ることもあったが、今はずっとマスクをしていることが当たり前になっているので、なかなか簡単に顔が割り出せない。車のナンバーがどれくらい写っているかも1つ」と解説した。  また、群馬県では約680頭の豚が盗まれた。茨城県、埼玉県でも家畜盗難の被害が出ている。  小川氏は「ほとんどが同じグループか関連している者の犯行ではないかと思う」と指摘。その目的について、同氏は「普通に考えると転売か、あるいは子牛であれば大きくするために再飼育するか。自分たちで消費するにしては量が多いので、やはり転売目的と思われます」と見解を示した。  その上で、同氏は「子牛には鼻紋や識別耳標という個体番号が付いていて、盗んだ家畜を転売できないシステムになっている。だが、生産者に取材をしたところ、買う方と売る方が双方で納得していれば、その方法がないわけではないとのことであった。子牛や子豚は海外への密輸も考えられる。特にブランド牛は海外でも価値があるが、今回の被害家畜は高額なブランド牛やブランド豚ではない。今はコロナ禍で牛や豚を輸出することが限定されているので、考えにくい。冷凍で送ったら意味がない。また、牛の遺伝子云々という話もあるが、それはブランド牛に限ってのこと。やはり国内で処分されたとなる」と推測した。  小川氏は「今回の犯行現場にはビニール袋に入った豚の内蔵と思われる物が発見され、また現場で血抜きをした痕跡も見つかっている。実行犯は牛や豚の畜産の知識経験を有しているものだと言える。これだけの量だと、再飼育する場合、牛舎や豚舎も必要になる。転売するにしても、かなりの量であるので闇のルートが出来ているのだろう。実行犯、処分する者、それぞれの役割りが確立しているのではないか」と解説した。  そして、同氏は「すべて外国人がやったとも思えない。処分する場合、畜産未経験者であったり、外国人だと目立つ、畜産の経験者や知識、情報を持っている者もいるはず。処分業者とのつながりも必要。そのような理由から、犯行グループは日本人と外国人の両方が混じっている可能性がある」と分析した。

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