超新星、解散危機から日本デビュー15周年「奇跡だと思うし、夢みたい」【全員日本語インタビュー】
■アルバム『HEAVEN』1人1曲解説 「オリコン1位を取るべき」曲
――続いては、通算10枚目となるオリジナルアルバム『HEAVEN』(11月20日発売)のことを伺っていきたいと思います。日本デビュー15周年記念のタイミングで、ベストアルバムではなく、オリジナルアルバムをリリースすることになった経緯は? 【ユナク】ベストアルバムは何回も出したのと、コロナ禍でアルバムを出したくても出せなかった時期があったんですよね。15(周年)という数字は僕らとしては意味があるので、意味があるアルバムを作りたいなという気持ちだったんです。今回、B ZONEさんと一緒にやることになって一緒に打ち合わせもしたんですけど、せっかくなのでオリジナルの新曲を出したいなと思いました。 ――日本語の新曲5曲が収録されていて、5曲とも空にまつわるタイトル(「Moonlight」「Fireworks」「After the rain」「Stellar」「Sunrise」)となっています。どのようなコンセプトなのでしょうか。 【ユナク】僕たちはいつも、アルバム出すときに、数字にまつわるタイトルにしてきたんです。例えば1stアルバムは『hana』で、韓国語で「1」は「ハナ」なんです。今回「10」を入れたくてどうしようと思っていたら、レーベルから『HEAVEN』というタイトルが来たんです。HEAVENは日本語で天国じゃないですか。天は英語にすると「TEN=10」になる。「10枚目のアルバムの世界へようこそ」というような意味になったのですごくいいなと思ったし、レーベルのプロデューサーさんが空にまつわる曲を集めてくださったので、僕たちはついていきたいな思いました。 ――それでは1人1曲ずつ、収録曲の解説をお願いできますか。 【ゴニル】「Moonlight」はタイトル曲で、月を探しに行く僕たち5人の旅という内容です。キラキラする僕たちの未来に向けて、希望を込めた曲になります。明るいメロディーラインと、聴けば聴くほど耳になじむ美しいサビの良さ、完璧な曲でございます。本当に「Moonlight」はオリコン1位を取るべきだなという気持ちで頑張ってレコーディングした曲です。 僕たちの曲は、空関係のタイトルが結構多いんですよ。いつも日本と韓国を、空を飛んで行ったり来たりするし、個人的にはMilkyの皆さんに、僕たちと会いたいときは空を見てください。同じ空の下にいるよというようなコメントをたくさん書いたりしていたんですけど、“離れてても離れてないよ”“同じ空でつながっている”という意味もあるので、同じ月を見ながらお互いのことを考えるというイメージ。個人的な意見ですが、「Moonlight」はそういう曲です。 【ユナク】「Firewoks」は日本語で言うと「花火」ですよね。この曲をもらったときに、今の僕らの歳で一番うまく歌えるんじゃないかという自信がありました。個人的にすごく頑張ってレコーディングした曲でもあるんですけれども、やっぱり出来上がった曲を聴くと、みんなそれぞれの大人の雰囲気の声がすごくステキだなと思って。ファンの皆さんは最初聴いたら「ん?」と思うかもしれないですけど、ステージで歌っている僕らを見た瞬間に「なるほど」となるんじゃないかという、ステキな曲だと思います。 【ジヒョク】「After the rain」は本当にメロディーがいいですし、歌詞もいい。タイトルは「After the rain」ですけど、雨が降ったときに聴いたら本当にいい曲だと思います。 【ユナク】雨が止んだあとの話じゃない? 【ジヒョク】でも、雨が降ったときに特に聴いてほしいです! 【ソンジェ】「Stellar」は、アルバムの中で一番ノリノリの感じだし、この曲を聴くと「なんかしたくなる」という曲です。最近、引きこもりが多いじゃないですか。僕も個人的にすごい引きこもりなんですが(笑)、この曲を聴くと、運動とか散歩とかいろんなことがしたくなる。すごく明るい曲なので、家から出て聴いてほしいです。 【グァンス】僕たちが今まで出させていただいたアルバムの中に必ず1曲か2曲、ファンの皆さんに向けた曲が収録されていて、今回は「Sunrise」という曲がファンの皆さんに向けた曲になっています。15周年なので、いつもよりも何倍も皆さんに感謝の気持ちを伝えたいという気持ちを込めて、ファンの皆さんと僕たち超新星の絆を歌った曲になっています。収録されている曲全部そうなんですけれども、特にこの曲はメンバーそれぞれのボーカルサウンドのバランスもとてもいいので、ぜひ注目していただきたいなと思っています。 ――「Moonlight」はYouTubeでミュージックビデオ(MV)も公開されています。MVを通して、伝えたかったメッセージをお聞かせください。 【グァンス】最初に英語で「月を探していく5人の男、そしてその5人の今の気持ち」という言葉が書いてあるんですね。僕たちがなぜ、星ではなくて月を探しているのか、みんながどのような気持ちで探していて、皆さんにどうやってお届けしたいのかというのを注目していただきたいなと思っております。何回も見ていただいたらきっと正解が見えてくると思いますので、PVのほうもぜひ見てください。 【ユナク】「これからも仲良く未来を描いていくメンバー」という結論にたどり着くと思うので、グァンスくんが言ったとおりに見てみてください。 ――このアルバムの手応えやアピールポイントを一言で表すとしたら? 【ユナク】僕らの詩人・ゴニルが多分、言えると思います。一言でお願いします! 【ジヒョク】一言できる? 【ゴニル】できます!今回のアルバムは「ゼロコーラ」。やめたくてもやめられない。おいしいし、気持ちいいし、飲んでも飲んでも飲みたくなる、なかなかやめられないゼロコーラです。自分で言ったのにいいと思う! ――そんなやみつきになるアルバムをリリース後、12月25日にはクリスマスライブを控えています。どのようなライブになりそうですか? 【グァンス】今回はクリスマス当日にやらせていただきます。毎年毎年日本でファンの皆さんとクリスマスを過ごした思い出があります。きっと皆さん、忙しい予定とかたくさんあるはずなのにもかかわらず、いつもたくさん来ていただいて、メンバーにとって、毎年最高のクリスマスのプレゼントは(ファンの)皆さんだと感じているんです。感謝の気持ちを込めて、今回は15周年ということもありますので、よりあったかくて穏やかなクリスマスを皆さんと過ごせたらいいなという気持ちで頑張って準備しています。そして、10枚目のアルバム『HEAVEN』の全曲を歌わせていただきます。 【ユナク】今回は、さっきソンジェくんが言っていた「Stellar」の新振付を公開しますので、ぜひ遊びに来てほしいなと思っています。