鳥栖vs清水、互いに決定力を欠き0-0のドロー【明治安田J1第9節】
明治安田生命J1リーグ第9節、サガン鳥栖vs清水エスパルスが17日に駅前不動産スタジアムで行われ、0-0の引き分けに終わった。 前節に今季初黒星を喫した鳥栖と、6試合未勝利の清水による一戦。前節まで2失点とリーグトップの堅守を誇っていた鳥栖だが、前節の京都サンガF.C.戦は3失点を喫して初黒星。京都とはルヴァンカップでも敗れており、13日に行われたそのルヴァンカップでは、柏レイソルにも3失点し、公式戦2連敗となった。 一方の清水は、第2節でジュビロ磐田に勝利して以降、リーグ戦では勝ち星なし。ルヴァンカップを含めてもサンフレッチェ広島戦の勝利のみで、直近の徳島ヴォルティス戦では今季最多の4失点大敗を喫した。 互いにバウンスバックを目指す両チーム。鳥栖は京都戦からのスタメン変更は1人のみ。3失点した守備陣は継続となった。清水は変更なし。不振から抜け出せない状況だが、まずは戦術の浸透と統一を図る。 立ち上がりからボールを握るのは鳥栖。ロングボールを使ったサイド攻撃や、中央からパスを繋いで攻撃の糸口を探していく。しかし、清水守備陣を脅かすほどのチャンスは作れない。 鳥栖が攻めあぐねる時間が続く中、先に決定機を迎えたのはアウェイの清水だった。22分、山原が左サイドからクロスを上げると、鈴木唯人が足元に収めてシュートへ。だが、ここはGK朴一圭の正面に飛ばしてしまった。 チャンスを逸した鈴木唯人だが、26分に今度はチャンスメイク。ボックス手前左から上げたクロスに中山が飛び込みヘディングシュート。朴一圭の頭上を狙ったループ気味の技ありシュートだったが、惜しくもクロスバーの上に。 ポゼッション率とは裏腹になかなかゴールまで攻め込めない鳥栖。それでも41分、右サイドに流れた本田のクロスに垣田がニアで合わせる。上手く頭に当てたが、枠を捉えることができなかった。 0-0で迎えた後半、鳥栖は立ち上がりに堀米のシュートでGKを強襲。一方、清水は鳥栖GK朴一圭のミスパスを奪った鈴木唯人が無人のゴールへループシュートを放ったが、右に逸れてしまった。 後半はここまで攻勢の鳥栖。55分の左CKの場面では、ショートコーナーから堀米がクロスを上げ、ボックス右の垣田が太ももでのトラップから素早くシュートへ。ここもチャンスだったがGKの正面に。 その後、63分に清水の後藤が枠内シュートを放って以降、試合は停滞。互いに交代カードを切って策を講じる中、80分に清水は途中出場の神谷のボール奪取からチャンス到来。自ら持ち上がりボックス左のチアゴ・サンタナへ出すと、チアゴ・サンタナはキックフェイントでDF2人を躱しシュートへ。後半最大の決定機だったが、惜しくも左に外れてしまった。 終盤には互いに5人の交代枠を使い切って手を出し尽くすが、最後まで得点は生まれず0-0で決着。勝ち点1を分け合った。 サガン鳥栖 0-0 清水エスパルス
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