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【シューズレポ】On史上最速シューズ「Cloudboom(クラウドブーム)」を履いてみた!

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月刊陸上競技

 洗練されたデザインに定評のあるスイス発祥のパフォーマンスブランド「On(オン)」が、満を持してこの7月に発売したレーシングシューズ。それが「Cloudboom(クラウドブーム)」(税込み21,780円)だ。「On史上最速」を標榜するこの靴はいったいどんな性能なのか、今も市民ランナーとして走り続けている月陸編集者(マラソンの自己ベストは2時間43分)が実際に履いてみた。

Onの技術を集約した一足

 速く走れる靴かどうかは、足を入れた瞬間にほぼわかる――。Onがこの7月に発売したレーシングモデル「Cloudboom(クラウドブーム)」はまさにそういった「速さ」を直感的に感じさせるシューズだ。これまで自社製品のターゲット層を明示してこなかったOnが「On史上最速のレーシングシューズ」と銘打ってきたことからも、この一足に懸ける熱量が感じ取れる。  クラウドブームの特徴は、Onの世界特許技術である「CloudTec(クラウドテック)」をミッドソールに搭載しながらも、レーシングシューズにふさわしい反発性と軽量性を備えていることだろう。CloudTecとはホースを半分にカットしたような空洞のあるミッドソール形状で、Onの代名詞とも言える存在だ。  ミッドソールには「Speedboard(スピードボード)」と呼ばれるプレートが内蔵され、それを挟むようにCloudTecが2層になって1つのソールを構成する。この「Twin CloudTec(ツインクラウドテック)」と名づけられた2層式のCloudTecはクラウドブームが初採用で、Speedboardにカーボンファイバーを配合したのも初めての試みだ。さらに、ソールの素材には衝撃吸収素材として定評のあるEVAではなく、「Helion(ヘリオン)」という自社開発のものを使用。Onのテクノロジーを惜しみなく投入している。  重さは27.0cmで約225gだが、実際に履いてみると200g未満のシューズに匹敵するような軽快感がある。ちなみに、サイズ感としては普段25.0~25.5cmを履いている筆者は25.0cmがジャスト。「狭すぎる」「長すぎる」といったクセもないので選びやすいだろう。  また、脚をスムーズに回転させるためにつま先と踵が反り上がったロッカー構造が採用されているのも特徴だ。歩いてみると「転がる」ような感覚で、角度のつき方には無理がない。全体にOnの独自性を残しながらも、速く走るシューズに必要な要素を徹底的に研究し、集約させた印象を受ける。

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