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イーロン・マスクとスペースXからフィンテックが学ぶこと

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CoinDesk Japan

イーロン・マスク(Elon Musk)は複雑だ。彼の人生は極端で、破産から成功、家庭人から遊び人、コンプライアンスから法の無視、馬鹿げたことをする人物からリーダーへと大きく揺れ動いている。 立ち止まって称賛し、人間の本質、創造力、そしてビジョンについて学ぼう。テーマはスペースX(SpaceX)。 レックス・ソコリン(Lex Sokolin)氏はニューヨーク・ブルックリンに拠点を置くブロックチェーンソフトウエア企業コンセンシス(ConsenSys)のグローバルフィンテック担当共同責任者。本記事は、彼のニュースレター「Fintech Blueprint」から引用した。 マスクは2002年にスペースXを創業した。同社は常に惑星間宇宙旅行と、火星にヒトの居住地を作るというマスクの個人的野望を追い求めている。 この目標を掲げるエゴと尊大さを想像してみよう。それを成し遂げる意志の力と強さを想像してみよう。 マスクの性格について多くの人が共有している重要な洞察は、彼がどんな問題も「第一原則」に分解し、現代的かつ普通ではない回答に再構築できることだ。 ペイパル、テスラ、スペースX、ボーリングカンパニー(The Boring Company)、すべては根本的で大きな社会ニーズに対するマスクの回答だ。

有人ロケットの打ち上げに成功

スペースXは有人ロケットの打ち上げを成功させ、国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を送った。これは多くの点で注目に値する。 Liftoff! pic.twitter.com/DRBfdUM7JA ― SpaceX (@SpaceX) May 30, 2020 第1に、アメリカの宇宙計画は、2011年にスペースシャトルが退役して以来行き詰まった。ISSへの飛行はロシアの宇宙船「ソユーズ」に頼っていた。 第2に、スペースXは民間企業としてすでに多くの偉業を成し遂げている。当面の間、NASAの打ち上げ能力の主力を担う初めての民間企業となる。 グローバルテクノロジーをめぐる中国との競争が激化するなか、スペースXは商業での研究開発における西側社会の期待の星でもある。 宇宙開発は単なる冒険ではない。宇宙はGPSシステムを生み(GPSがなければ、ウーバーもリフトも成立しない)、グーグルマップに欠かせない衛星マッピングを実現した。 マスクが現在、衛星の打ち上げを続けているスターリンク(Starlink)計画を成功させれば、宇宙空間に浮かぶ高速インターネットシステムが誕生する。 中国が何十億ドルもの国家予算をAI(人工知能)、ブロックチェーン、他の最先端テクノロジーインフラに投じる一方、アメリカは研究開発を資本市場に依存している。 世界の歴史の中に、資本市場を使って人類規模の問題に対処するマスクのような能力を持つ人物はほとんど存在しない。

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