<ネット党首討論>(2)アベノミクスをどう評価する?【全文書き起こし&動画】
海江田:1つだけね、先ほど働く人たちの賃金が2%上がったって言いますけど、それはごく一部の企業の人たちですよ。で、本当に働く人たちの97%、中小企業、この中小企業の働いている人たちの賃金というのは2%も決して上がっていません、これは。厳然たる事実ですから。あたかもその働いている人の全ての給料が、全て2%って上がっているというような誤解を与えますが、そんなことはまったくないわけでありまして、やっぱりそこのところを正確におっしゃらなければ私はいけないと思いますね。 角谷:平沼さんいきますか。 平沼:次世代の党っていうのは、今の議論を聞いていると野党の人たちは与党のやること全部反対という論調なんですね。しかし、お互い政治家っていうのは日本、国を良くするためにやっているわけですから、いいことはいい、悪いことは悪い、こういう是は是、非は非という立場に立って国政は私は論じなければいけない。なんでもあら探すみたいに、ここが悪い、あそこが悪い、こう言ってたらきりが私はないと思うんです。ですから、いいことはいい。こういう形で認めるところはしっかり認めていかなければ、私は日本の政治は良くならないと、このように思ってます。 角谷:じゃ、最後に吉田さんでこれで終わります。吉田さんお願いします。 吉田:もちろん経済政策ですから、100点、ゼロ点ということはありません。安倍総理もこの道しかないとか言うんじゃなくて、現実に富裕層や大企業を優遇する政策にいろんな問題点が出てるわけですから、そう言わずに悪いところはこういうふうに改めるということをやっぱりしっかり言うべきだと思いますよ。今、平沼党首のお話聞いて私もそう思いましたけども、この道しかないということではないと思いますよ。いかがですか。もう終わり? 角谷:安倍さん、じゃあお答えになりますか? 安倍:デフレから脱却をして経済を成長させるためには3本の矢の政策しかないと、こう申し上げているわけであります。そして、先ほど一生派遣だということをおっしゃったわけでありますが、そんなことはないわけでありました。で、しっかりと法律の中にちゃんとそれは明記されているわけでありますから、誤解のないようにしておきたいと思います。