【陸上】青学大・鶴川正也、箱根駅伝「1、2、3、4区全部走りたい」MARCH対抗戦でトップ
陸上1万メートルで明大、青学大、立大、中大、法大の5校が争う「MARCH対抗戦」が23日、町田市内で行われた。個人優勝を果たした青学大の鶴川正也(4年)が、初の箱根駅伝へ意欲を見せた。 この日のレースは4組行われ、各校上位10人の合計タイムで争った。最終4組で27分43秒33をマークし、トップでゴールした。黒田朝日(3年)、中大の吉居駿恭(3年)らと競り合う展開。ラスト1周で振り切った。「今回のレースはトップという目標を立てて走っていた。最後、黒田朝日がずっといいペースで引っ張ってくれて。中央大学の選手2人と勝負だったんですけど、最後勝ち切ることができてよかった」と笑顔で振り返った。 「今年1年、僕はカンカレ(関東インカレ)の予選以外は日本人の学生に負けてない」。10月の出雲駅伝1区、今月の全日本大学駅伝2区と連続で区間賞を獲得。自信を深めていた。「今年1年負けなしでいきたい」。その誓い通り、来年1月の箱根駅伝“前哨戦”で結果を出した。 ケガに悩まされ、3年間で箱根の出走はなし。最終学年で初となる大舞台にまた1歩近づき「箱根駅伝やっと走れるかもしれない」と待ちわびた。「往路走りたいですね。1、2、3、4の全部走りたいです。任された区間も全部イメージはできてる。どこでも大丈夫です」と自信を見せた。 ただ「最後まで集中して、ケガとか体調不良とかないように。最後、箱根駅伝楽しみたい」と油断は見せなかった。 大会は中大が初優勝し、青学大は4連覇を逃した。