電力需給の安定化と再エネ普及図る 和歌山で蓄電所を開所 関西電力・オリックス
電力需給の安定化を図るため、関西電力とオリックスは29日、和歌山県紀の川市で蓄電所の開所式を開き、来月1日から運転を開始すると発表しました。 来月1日から運転を開始する「紀の川蓄電所」は、サッカーコート1面分あまりの敷地に蓄電池を積んだコンテナが64台あり、およそ1万3000世帯が1日に使用する電力をためることができます。 関電としては初の蓄電所で、現在稼働中のものでは最大級の規模になるということです。太陽光発電などで電力が需要を超えてつくられたときに充電し、不足した時に放電することができるので、電力需給の安定化に加え、再生可能エネルギーの普及にもつなげる狙いです。 (関電藤野研一副社長)「太陽光発電が働きすぎて抑制しないといけない日があるが、蓄電所をつくることで抑制する日を減らしていくことができる」関電は今後、蓄電所の事業を全国に拡大していきたいとしています。
ABCテレビ