事故車から女性を救出 発煙筒で交通整理 合宿中の柔道部員に感謝状
富山県射水市で交通事故に遭った女性を助けたとして、樹徳高(野口秀樹校長)の柔道部に同県警射水署から感謝状が贈られた。16日に桐生市の同校で感謝状の贈呈が行われた。 「足震えるくらい怖かった」 女児襲撃犯と対峙 逮捕につなげた5人の協力
同署によると、3日午後7時35分ごろ、射水市の交差点で乗用車2台が衝突。同県で強化合宿をしていた柔道部員11人が現場付近に居合わせており、前部が大破して車内に閉じ込められていた40代女性を救出した。その後、車内の発炎筒を持ち出して交通整理なども行った。
現場で中心になって対応した渡辺朔太郎さん(17)は「頭より体が先に動いた」と話し、女性を救出した手塚公葵さん(17)は「まずはエンジンを止めるなど素早く冷静に対応できた」と振り返った。
顧問の片岡雅樹教諭(30)は「生徒たちにけががなくて良かった」と安堵(あんど)した上で、「対応が大人以上だった」とたたえた。