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尖閣周辺で中国公船100日連続確認の異常事態 中国「外交部」幹部“トンデモ発言”の読み方

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デイリー新潮

 全国紙やNHKなど主要メディアは7月22日、尖閣諸島の周辺で中国当局の船が100日連続で確認されたと報じた。これは2012年9月に尖閣を国有化して以来、過去最長の連続日数という。  ***

日本の抗議を中国は無視

 記事の中から、共同通信が配信した「尖閣周辺で中国船4隻確認 100日連続、最長更新」を引用させていただく。 《沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で22日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは100日連続。2012年9月の尖閣諸島国有化以降で、最長の連続日数を更新した》(註:全角数字を半角数字にするなど、デイリー新潮の表記法に合わせた。以下同)。  もちろん日本政府は抗議したが、中国は聞く耳を持たなかった。中国共産党の機関紙・人民日報のニュースサイト「人民網」(日本語版)は23日、「日本が中国による釣魚島海域での巡航に抗議、中国外交部『抗議は受け入れない』」を配信した。  この記事で外交部、つまり日本で言う外務省の《汪文斌報道官》は、記者から「なぜ中国は尖閣諸島の海域を巡航するのか」と質問されると、以下のように答えた。 《釣魚島及びその附属島嶼は古来中国固有の領土だ。中国海警局の船による釣魚島海域での巡航と法執行は中国側の固有の権利だ。我々は日本側のいわゆる「抗議」は受け入れない》  これには立腹される向きがほとんどだろう。だが、「なぜ中国は、これほど取りつく島もないのか」と素朴な疑問を抱いている方も少なくないはずだ。

中国の思惑とは? 

「今年7月6日に中国外交部が開いた記者会見の発言内容を見れば、尖閣に対する中国の思惑は読み解けます」  こう指摘するのはジャーナリストの篠原常一郎氏だが、その解説を深く理解していただくためにも、まずは篠原氏の経歴からご説明したい。  篠原氏は1960年に東京で生まれ、18歳で日本共産党に入党した。同い年の小池晃参議院議員(60)と駿台予備校で出会い、「民青千代田地区浪人班」で共に活動したというエピソードの持ち主でもある。  その後、立教大学文学部の教育学科を卒業。公立小学校の非常勤講師を務めるが、すぐに共産党の専従職員となった。  1995年から2003年まで党の国会議員事務局に所属し、議員秘書を務める。だが党幹部の不正を暴こうとしたことから、04年に党を除籍された。  その後、「古是三春」のペンネームで軍事評論家としてデビュー。特に旧共産圏諸国の軍事事情に精通しており、解説記事などで注目を集めた。  09年からは旧民主党議員の政策秘書を務めた。同年8月の総選挙で民主党政権が誕生したため、篠原氏はいきなり与党議員のスタッフとなったわけだ。

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